連句通信128号後半
2008年12月6日発行
紅葉真っ盛りの時季、句も深まる秋をあらわす彩りよい巻に仕上りました。
出席者6名。いつものように膝送りです。
二句表「残る紅葉」
雨にぬれ残る紅葉の鮮やかに 實
冬めく月に奔る渓流 明子
ウ
先生の源氏講義はきりもなし 直子
カリヨン時計に顔を見合わせ 政志
宍道湖の昼の定食蜆汁 祐
太極拳の袖に花びら 佳子
目標のメタボ解消今一歩 明
そっと汗拭く姿艶やか 實
ナオ
舟遊び若大将と今日もまた 志
シニヤ割引映画ざんまい 直
スタイルを月に見られてジョギングし 佳
新走りなど飲まぬ宰相 祐
ばら撒きのあとが怖いよそぞろ寒 實
ご存知あるめいお釈迦様でも 明
ナウ
夢いまだ醒めぬ心地の花吹雪 直
独りゆったり亀の看経 志
二句表「道草の子」
道草の子かふかふかと落葉踏む 古賀直子
冬立つ空に淡き夕月 峯田政志
ウ
遠サイロ観光名所牛鳴いて 玉木 祐
会話ケイタイ 景色写メール 宮澤佳子
逍遥忌じっくりと読む沙翁訳 梅田 實
柳の花の浮かぶ流れに 星 明子
殿招く色留袖の艶やかに 政志
ビールジョッキの陰でウインク 直子
ナオ
向日葵をつまんで数え占いを 佳子
報われぬ恋海に捨て去り 祐
月の舟ゆらゆら渡る山の上 明子
鎮守の森で騒ぐ椋鳥 實
ふるさとの友も息災豊の秋 直子
路面電車が好きな婆さま 政志
ナウ
花満開マドンナの出る自鳴鐘 祐
連句の集い春闌に 佳子
2008年11月16日 首尾 於関戸公民館第3学習室
これは五色沼の檜原湖です。11月9日に裏磐梯山に行き紅葉を見てきました。大きな湖や小さな湖がいっぱいあり、紅葉もちょっと遅かったけどきれいでした。今マイブームは福島県です。お米、温泉、果物、酒、郷土料理もいいねぇ~。
皆さんのマイブームをしりたいものです....