無名会

連 句 で 遊 ぼ う!
楽しくなければ連句ではないよね。

音楽の力

2020-05-08 21:11:03 | 音楽

2020年5月8日
新型コロナウィルス感染が世界中に広がって、イタリアも多くの犠牲者を出している。医療従事者と患者を励ましたい思いでヴァイオリンで有名なクレモナの病院の屋上で日本人女性(横山玲奈さん)がviolin演奏をした。夕日が沈むイタリアの古都でその演奏を医療従事者があちらの窓こちらのベランダ、テントを張ってある駐車場の広場などに出て皆、三々五々ひたすら聴きいっている場面。医療従事者は疲れてどんなにか心が乾いていたであろうか・・・。彼女の演奏は自然に涙が頬を伝ってしまうほど素晴らしく感動しました。生きることの哀しさというか人間の愛しさを感じました。

youtubeで見られます。この取材は音楽は心をいやすというテーマのようです。https://www.youtube.com/watch?v=af1c_zEemvQ

(wildstrawberry)


人々が音楽を呆然として聞き入る場面で思い出した映画がある。
「ショーシャンクの空に」映画はあまり見ないがこれはTVで見た。
監獄。冤罪で服役中の男は、優秀で囚人たちの図書の選定など任されるほどになるがその時レコードを規則に反して監獄内に放送する。
囚人たちは外の運動場でこれを聴く。
天上から差し込む清らかな光の声のような歌。
囚人たちは呆然として時が止まったかのように口を開けて聞き入る。
荒れて悪辣ですさみきった囚人たちの顔が幼児のような
戸惑いのような顔になる。これはモーツアルトの「フィガロの結婚」手紙の二重唱(そよ風のアリア)であった。この場面は伯爵夫人と小間使いのやり取で、浮気者の伯爵を罠にかけようと手紙を書く場面です。物語は通俗的なストーリ―だが音楽となると別。歌手によって印象が違う曲になるがこの二人のデュエットは天上の音楽のようです。この曲が流れた時、囚人たちは戸惑いの中に一瞬の安らぎを見せる。映画の中で凄い説得力がある場面だった。監督はここで音楽の力を少し見せたかったのだと思う。音楽が人の心に何か働きかける力があることを。


明後日はは母の日ですね。
母の日で送られてきたクレマチス。
庭に植え替えて3年たって今年はそろそろ満開になります



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。