香港徒然草

働く元駐妻の香港雑記。うまいもの、ホテル・観光情報を中心にマカオ・南部中国・アジアの情報もお届けします。

香港徒然草172:グランドリスボアカジノついにopen!

2007年02月20日 14時29分01秒 | 【マカオ】
さて、旧正月といえばマカオが一年で最も熱くなる期間といっても過言ではありません。
通常、マカオでは公務員はカジノへ入る事ができないのですが、旧正月の3日間だけは公務員もカジノに入る事ができる上、大陸からも一稼ぎしようと大勢の観光客が押しかけるので、連日カジノは大にぎわい!

今回は旧正月の直前の、2月12日にオープンしたグランドリスボアのカジノをご紹介します。


グランドリスボアはリスボアホテルの隣に建設中のホテル&カジノで、下層部分がカジノ、上のタワー部分がホテルになります。蓮の花をイメージしたという特殊な形の高層建築物ゆえに、かなり目立ちます。
(グランドリスボアの建設中の記事に関してはこちら。)

さて、グランドリスボアはまだホテル部分は建設中ですが、下層のカジノ部分が先にオープンをしました。
先にカジノをオープンさせて運転資金を確保するというなかなか賢い手法です(笑)。

タマゴの形をしたカジノは地下から地上2階までの4フロアがすべてカジノになっています。
地下がスロットコーナー、地上階が禁煙エリア、1階と2階がメインのカジノフロアになっています。

リスボアホテルとは空中の通路で結ばれており、行き来ができるようになっています。
この通路、当初は地下で結ばれる予定でしたが、掘ってみたら意外と岩盤が固く、工期内に完成が難しいとの判断で、急きょ空中回廊になったようです。


さて、まずタマゴ型のカジノは、三角形のウロコをイメージした金色に光るパネルで構成されています。
夜間はこれがライトアップされ、七色に光ったり、文字が映し出されたりもします。メッセージ&宣伝ボートの機能も備えているようです。

中に入ると高い天井のロビーエリアが見られます。
ここは将来、グランドリスボアホテルのロビーエリアになるようで、カジノとしてはかなりゴージャスな雰囲気なのもそのせいかもしれません。


風水を駆使して作られたであろう建物には クリスタルキラキラ。
しかも建物内に使われているクリスタルのすべてはスワロフスキー クリスタルを使用。
まずは正面入口を入ってすぐの所にみえる巨大な壷も、小さなスワロフスキークリスタルを何万パーツも組み合わせて作られたものだそうです。


カジノ入口では荷物検査のみで、特にパスポートチェックなどはありません。カメラは持ち込めますが場内は撮影禁止です。
入るとすぐに左手に禁煙エリアのカジノコーナーがありますが、規模的にはこぢんまりしたものとなっています。
地下のスロットマシーンコーナーもそれほど台数があるわけではなくごくフツー。

やっぱりここのメインは1階のカジノフロア。
巨大なカジノフロアには中央に怪獣のタマゴのようなクリスタルエッグのオブジェが配置され、その奥の中央にはステージがあります。このステージではリスボアホテルに昔あって、今は無き「クレージーパリショー」を彷彿とさせるショーを楽しむことができます。
主にロシア系のきれいなお姉さん方がでてきて、次々と本格的なダンスを披露してくれます。
そのせいかステージ周りには口をポカーンと開けたおじさん達がいっぱい(笑)。
結構笑える光景だったりします。
トップレスのショーではなくあくまでセクシー衣装のダンスショーですので女性でも安心して見られます。

特筆すべきは巨大なフロアを占めるゲームのほとんどがバカラ(百家楽)を中心としたテーブルゲームであること。
サンズカジノなど、アメリカ系のカジノなどが大小などのゲームを比較的多く配置しているのに比べて、ギャンブル性のより強い中国人の好みをよく理解したゲーム台の展開となっています。ゲーム台の種類から見る限りではメインの客層は中国人をフォーカスしているように思われます。マカオに古くからあるカジノとして、中国人カジノ客の好みは知り尽くした上で、こちらに一日の長があるといったリスボアの自信と余裕を感じる事ができるといったら深読みしすぎでしょうか?
初心者でも比較的遊びやすい大小で勝負しようとしている人には台数が少ないので不向きです。

さらに、カジノだけでなく、グランドリスボアのもう1つの特筆すべき点はレストランエリアの充実度
お好みの具でカスタムメイドのサンドイッチを作れるサンドイッチコーナーや、中国各地の麺を目の前で手打ちしてくれるラーメンスタジアム風のレストラン、イタリアでも有名な本格的イタリアン”don alfoso"ではシェフとソムリエをイタリアから招き、縁起の良い数字の「8」をインテリアにもデザインしたモダン中華の「8」レストラン、ものすごい種類のブッフェ料理をそろえたブッフェレストラン、24時間営業のコーヒーショップなど、食事がメインでカジノに入っても惜しくないラインナップです。

今年の夏には新しく埋め立てられて作られた「コタイシティエリア」に3000室の規模の巨大カジノ、ヴェネチアンマカオがオープンし、ますます過熱する一方のマカオカジノ。とりあえず現時点ではこのグランドリスボアが最新のカジノといえそうです。
あなたは資産を増やしにひと勝負?
それともとりあえず話題のカジノの見学?
どちらでいきますか。
コメント (6)
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