エクスペンダブルズ
2010年/アメリカ
‘ホモソーシャル’の中の女性について
総合 80点
ストーリー 0点
キャスト 0点
演出 0点
ビジュアル 0点
音楽 0点
『桜田門外ノ変』(佐藤純彌監督 2010年)において井伊直弼を斬首するシーンは史実を元にしているようだからともかくとしても、関鉄之介の愛人である‘いの’の拷問シーンは、そこまでして描く必要があるのかと感じて、正直引いてしまった。この作品の制作に携わった人が誰もこのシーンに疑問を感じなかったのだとするならば、おそらく映画の制作現場が相変わらず‘ホモソーシャル’であるからだろう。
シルヴェスター・スタローン監督の『エクスペンダブルズ』も相変わらず暑苦しい男たちばかりを集めた‘ホモソーシャル’作品であるのだが、いつものスタローン作品と違う点は、女性に対する懺悔の念が感じられるところにある。恋人であるレーシーを放ったらかしにしていたために彼女に寂しい思いをさせていたことに気がつくリー・クリスマス。橋から飛び降り自殺をしようとしていた女性を止めることをしなかったという後悔を語るツール。そして自分のタイプではないサンドラを命がけで助けるバーニー・ロスを初めとする傭兵部隊「エクスペンダブルズ」のメンバーたち。結局、‘ホモソーシャル’から抜けられないとしても、ようやくそのことに気がついた監督としてのシルヴェスター・スタローンを私は高く評価したいと思う。
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湯崎英彦広島県知事や倉田哲郎大阪府箕面市長の育児休暇取得に対して、
大阪府の橋下徹知事が「(育休を取る)機運を醸成するというが、休もうと思っても
休めないのが今の日本の現状だ。世間を知らなすぎる」と批判しているが、確かに
湯崎知事の言う通りに“大きなお世話”だと思う。休もうと思っても休めないのが今の
日本の現状であったとしても、休もうと思って休めるようになった時に休めない現状
であったとしたら、それは行政の問題になるはずであり、日本の縦社会ではまず
首長が見本を示さなければなかなか新しい取り組みが定着しないのが現状であり、
意外と船長がいなくても船は勝手に動く。橋下徹は相変わらず思ったことをすぐ口
に出さなければ気がすまないようで、ただの手違いに対しても激昂してしまい、
「(中国に対する信頼は)ほぼゼロ」として中国に“マイナス2万点”を付けてしまう
のであるが、“マイナス2万点”を付けてしまった国に石原慎太郎だったら絶対に
行かないと思うけれど、のこのこ行くことにしてしまう橋下徹はまだ甘い。