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ケイシロウとトークアバウト

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光無き時は頭から光を放て

2025-05-21 22:30:00 | 日記




今から17年前にアメリカ🇺🇸でリーマンショックが起こった。

当時、
外資系企業に新入社員で入社したばかりのヨウイチのダチのエモリは、
入社して一年も経たないうちにリストラされた。

失業者として路頭に迷うことになったエモリは、
ナニもかもブルーに感じ、
夜の闇を親身に感じるまでに至った。

そんなエモリのところにヨウイチが来た。
ヨウイチは悲しそうに、
「ぼくは会社をクビになるかもしれない。生きている実感さえ無いんだ。多分、ヴォルデモートの仕業だと思う」と言うと、
エモリは、
「ヴォルデモートのせいじゃないよ。リーマンショックのせいだ。ぼくは会社を追われたよ」と嘆いた。
ヨウイチは、
「ぼくは死のうとまで考えたんだぜ。けど、死ぬ気があるのならぼくは人生やり直そうと坊主🧑‍🦲になろうと思うんだ」と言った。
エモリは興奮して、
「そうだ❗️人生無駄にするよりは坊主になって悟りを開くべきだ❗️」と大声出した!
ヨウイチは、
「行こう!エモリ!寺へ!!」と叫び、
エモリは頷いた。
ヨウイチは元気よく、
「Come home to 寺❗️」と拳を上げた!

翌日。

ヨウイチとエモリは、
JRで2時間ほど移動して、
とある大きな禅寺に入った。

するとそこには、
於道(おどう)が数人の坊主を連れて出迎え、
2人を本堂に連れて行き、
「すぐに剃髪(ていはつ。仏門に入る為に髪を剃り落とすこと)いたす。きょうはみ仏が大きく喜ばれる日」と言って、
合掌した🙏
ヨウイチはエモリに、
「お前が先に仏様を喜ばせろよ」と言ったので、
エモリは、
「いいのかい?」と問いただした。
ヨウイチは「モチさ!」と言い、
エモリから剃髪が始まった。

頭がツルピカになったエモリに於道(おどう)は袈裟を与えた。
坊主達に混じっていた御珍(ごちん)がエモリに、
「きょうからお前も僕たちの仲間だ!」と元気よく言った。

エモリはヨウイチに、
「次はキミだね。頭を剃るのは」と言うと、
ヨウイチは言いにくそうに、
「ぼくは気が変わったから家に帰るよ」と言った。
エモリは驚き🫢
「どういうコト⁉️一緒に坊主になって悟りの道を歩もうと言ったろ⁉️」と問いかけたが、
ヨウイチは、
「それが気が変わったんだ。お前ひとりでがんばれよ」と言うので、
エモリはガチギレして🤬
「俺を丸坊主にしてひとり残して帰るのか⁉️お前、最低❗️」と怒鳴った!
そこに於道(おどう)が来てエモリに、
「仏の道は孤独なもの。俗世で友を失っても来世で菩薩が友となる」と言い、
続いてヨウイチに、
「ひとりの坊主を与えてくれたほうびにプレステ3が数日内にお前のところにAmazonから届くことやろう。み仏に平和」と言って合掌した🙏
エモリは驚いてヨウイチに、
「プレステ3ってどういうことだ⁉️お前、俺を売ったのか⁉️」と詰め寄ったが、
於道(おどう)はエモリに、
「お前が仏門に入りたいと思いここまで来たのはお前の意思と思うか?お前の日々の苦しみを見たみ仏がヨウイチを通してこの寺に呼び寄せたんや。お前がすることは経文を開きそれを唱え、み仏にすがりつつ生きていくことや」と言った。
エモリは涙を浮かべ😢
「み仏にすべてを委ねます」と言った。
ヨウイチは、
「プレステ3にすべてを委ねます」と言って、
寺から走って出て行った。

12年後。

国内はコロナ禍に見舞われ、
コロナ不況によって、
多くの会社が倒産した。
ヨウイチの会社も、
在宅勤務を余儀なくされた上に賃金カットを食らった。
懐が寂しいヨウイチが夜道を歩いていると、
一台の高級車が横に止まった。
運転してたのは、
僧侶になったエモリやった。
ヨウイチは驚き🫢
「スゲー車!お前、金持ちなんだね?」と問いかけると、
エモリは、
「葬式のあるところ坊主は群がる!プレステ5をAmazonで予約したぜ」と言ったので、
ヨウイチは悲しく、
「ぼくはお金がないよ」と言った。
エモリは、
「お前が死んだら葬式を10%オフでしてやるから気を落とすなよ」と言って、
ヨウイチを残して高級車を走らせた。




悲しき母の日

2025-05-21 04:23:00 | 日記




半グレのカワノの青年時の悲劇!
新車を買い、
母親と兄貴を初乗りに同行させて交通事故に遭った!
この事故は大きく、
兄貴はムエルト(スペイン語で死の意)、
母親は植物人間状態で隔離入院という悲劇の結末に、
カワノの心は修羅化した。

カワノは半グレグループのフジキとアズマと、
ワイルドなことばかりして、
社会の爪弾きの位置を占めた。

ところが、
カワノのいとこのミツオ(2022月7月6日記事『落ちてきたウルトラマン』参照)から、
母親が田舎町のミツオの家で一人暮らしをしていることを聞いたアズマは、
ミツオを連れて、
田舎町の母親の家を訪問した。
ミツオの案内で和室に通されたカワノの前に、
仏頂面の母親が、
日本髪結って着物姿でカワノと向かい合った。
 
カワノは懐かしさにうれしさ感じつつも言いにくそうに、
「ママ様!キクマルでございます」と言って頭を下げた。
母親は鼻で「ふん」と漏らしながら、
「キクマルなんか知らないね!あたしにはそんな子はいなかったよ!」と冷たく言い放った。
カワノは驚いて、
「ママ様!ぼくはママ様の子供ですよ!」と必死に言うと、
母親は、
「知らないと言ったら知らないんだよ!この唐変木が!」と食って掛かるので、
ミツオは見かねて、
「キクマルはおばさんの子供です!」と強く言った。

母親はカワノをじっと見て、
「あたしゃそんな生半可マフィアの子供なんか持った覚えはないね。お帰り❗️」と厳しく応対した。
カワノは目に涙を溜めて😢
「ママ様の目には出来損ないの底辺息子かもしれません。だけどぼくにとってママ様は聖女です」と言った。
母親は、
「聖女までは行かなくても正常さ。だけどお前は底辺にも位置しない土中人間じゃないか!」と言いまくるので、
カワノは悲しくなって、
「ママ様!」と言って母親に抱きつこうとした。
母親は、
「アニすんだよ!悪魔憑きエイリアンが❗️」と怒鳴った!
カワノは愕然として、
「あ、悪魔憑きエイリアン------」と言葉が詰まったしまった。
そして辛くなって涙を流した。
母親は勝ち誇ったように、
「お前は神父に悪魔祓いを受けた後NASAに焼き殺されるUMAなのさ」と言い放つので、
ミツオも涙声で、
「おばさん!酷い!キクマル兄さんはおばさんに恥をしのいで会いに来たのに!」と取りなすが、
母親は、
「だからこんな猿インフルエンザなんか知らないって言ってんじゃないか❗️」と怒鳴り返した!
カワノは驚いて母親を見つめ、
「猿インフルエンザ😭もうママ様、ぼくは帰ります」と泣いた。
母親は、
「帰る帰るとさっきから抜かしやがって!誰がお前みたいな腐れウツボカズラを中に入れたか⁉️」と言い返した。
が、
カワノは優しく、
「ママ様。お元気で。ママ様のことはこのキクマル、いつも心に想っています」と言い、
部屋から出て行った。
同時に母親は顔を伏せて、
「キクマル!あたしのキクマル!一緒に生活したくても、JAが備蓄米を買い占めて経済苦で生活できないんだよ。許しておくれ」と言って、
泣き伏した。
それを目撃したミツオはそのことをカワノに伝えた。
カワノは言った。
「あれはママ様じゃない。俺の兄さんだ。あの交通事故で死んだのはママ様だったことを知った。兄さんはその事実を受け入れられずに自分がママ様になって、俺を憎み続けていたのさ」と。
ミツオが怪訝そうに考えていると、
カワノは、
「腐れウツボカズラっていうあだ名は兄貴しか使わない言葉なんだから」と言って、
ミツオを残して帰って行った。