
ホモクロの初恋の白崎くんが、
親戚のおばさんの家の留守番を頼まれた。
このおばさんのところは、
物凄く、
星空が綺麗で、
白崎くんは、
大学時代の先輩であるマッチョ系のシゲさんと、
超メタボのごつもり君を誘った。
夜になると早速、
星空鑑賞しようと、
手すりが無いベランダ行った。
まず、
ごつもり君が最初に出て前進した。
が、
暗過ぎたせいで、
足元が見えずに落下して、
ベランダ下の植木用ガラスハウスを粉々にした。
しばらくして救急車が到着すると、
担架に乗せられるごつもり君に、
シゲさんは、
「お前、星を見に来たんだよ!星になりに来たんじゃないんだよ!」と怒った。
ごつもり君は苦しそうに、
「痛い!痛い!」と呻いた。
救急隊員のひとりが、
女の子のようなかわいい顔立ちの白崎くんをじっと見て、
「君は星空よりもきれいだね」とウインクした。
白崎くんは全身冷や汗になり、
「心が星になった」と呟いた。