昨夜は19時にちびっと仮眠するつもりが今朝の7時に起きてしまったので、
今から記事作成。
知り合いにコメダという男がいる。
先祖代々農家やった。
戦前まで、
コメダの家は、
大地主に頭を下げて、
「大地主様、田んぼとお道具をお貸しください」とお願いした。
大地主は、
「よし！イイ米を作れよ！」と言って、
農地と農具を貸した。
戦後、
農業政策が行われても、
コメダの家は、
かつての農耕主従関係のトラウマから農業をやめて都会に出た。
そして食料品店を営み、
スーパーの経営へと、
順調にコトが運んだ。
が、
バブル経済の終わりによって、
日本社会は不毛と貸した。
俺の知り合いのコメダは、
いわゆる、
氷河期世代にあたる。
コメダはナンとか食っていこうと試行錯誤を繰り返しつつ、
かつての先祖がしていた農業を選んだ。
イマ、
コメダはJAに頭を下げて、
「JA様。田んぼとお道具をお貸しください」とお願いすると、
JAは、
「よし！イイ米作れよ！」と言って、
農地と農具を貸した。
時は淡々と流れる。
が、
田んぼの稲はたわわに実り、
そよ風は緑と金色混じる稲を揺らす。
そして、
たくさんの米が収穫される運びとなる。
その収穫された米の一粒一粒が、
真実を知っているのかもしれない。