ケイシロウとトークアバウト

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おやまぁ😱‼️紅山(くれないやま)の秘密😵

2021-01-31 18:52:00 | 日記




花愛好ジジイのミヤザキが経験した話。

今から数年前。
知人にして痴人のじいさんから、
地図にはない、
紅山(くれないやま)というところがあり、
珍しい花々が咲き乱れていると教えてもらった。
そこは、
山の魂が躍動して、
空気が澄み、
特に、
日のかげんからか、
昼間なのに夕空を思わされる時間があり、
そこから、
紅山(くれないやま)との呼称に繋がったと、
補足説明までいただいた。

当然のごと、
ミヤザキは、
現地へと向かった。

地図に無い秘密の山の割りには、
頂上までの車道があることを、
フツーの人なら疑うが、
ミヤザキに、
そんな疑念はひとかけらも無かった。

けど、
不思議な雰囲気はビンビン感じたらしい。
足元を、
霧が漂ったりした。
ミヤザキは大声で、
「誰や⁉️ドライアイス焚いてる奴は⁉️」と呼びかけた。
そしたら、
遠くから、
「そんなもん、焚いてません」という声とともに、
5人くらいの男女のお年寄りが現れた。

優しそうな人たちで、
ミヤザキはすぐに打ち解けた😊

この老人たちは、
やたら頭が良く、
紅山(くれないやま)を、
地質学的に、
芸術学的に、
歴史学的に、
現象学的に、
ほめあげた🤗🤗🤗🤗

ミヤザキが、
珍しい花を見つけたので、
摘もうとしたら、
老人たちは叱りつけた!
「ここの山が何かくれると思ってるんですか?なにもくれませんよ❗️くれない山ですから!!」とガナりまくる!

気を落ち着けて、
老人たちの話しを聴くと、
この山そのものが生命活動している🙀
ここに来る者の精神作用に反応する🙀🙀
山に反する行為をすれば山師(詐欺師)とみなされ罰を受ける🙀🙀🙀
こう言った言葉の数々に、
ミヤザキは、
この惑星(地球)とこの時(まだ平成)に生まれ合わせたことへの感謝の念を浮かべた。

ミヤザキは、
老人たちに、
ここに何しに来たのか?と質問したら、
ここには、
解脱部屋というところがあって、
それを、
みんなで、
数十年もかけて、
探し続けているんやと言う。
解脱部屋に入れば、
人生のすべての秘密がわかり、
永遠の命を手に出来るとも語った。
フツーなら、
こいつら大丈夫か?と怪しむところやけど、
ミヤザキには、
そんな気持ちのひとつもなかった。

その時、
昼間なのに、
空が真っ赤になった。
老人の一人が言った。
「言い伝えの通り、もし南風が吹いてきたら、風を背に受けて歩けば解脱部屋や」
そして、
南風が吹いた。

ミヤザキと老人たちは、
風を背にして歩き出した。
老人の一人がミヤザキに、
「この世に生まれて、最高のときを🙏解脱部屋の香りがします」
そして老人たちは、
ミヤザキと一緒に解脱部屋に行けることを喜んだ。
ミヤザキは、
更に喜んだ!!

深い霧が立ち込めた------か?
と、
思いきや、
すぐにはれて、
今いるところが、
いつのまにか車道であることを感じた。
老人たちは、
感極まって、
「解脱部屋や‼️」と叫んだ。
そこには、
一台のバスが停まっていた。

老人たちは、
「バスの姿をして解脱部屋が現れた」と喜び、
ミヤザキに、
一緒に入ろうと言ったが、
ミヤザキは悲しげに断った。
そして言った。
「俺は乗れん。まだ煩悩の仮面が顔から取れずに肉に食い込んでるから」と。

老人たちは、
ひとりひとり、
ミヤザキにお別れして、
解脱部屋なるバスの中に入った。
バスには、
『認知症デイルームサービス』とその事業所名が書かれていた。

出発するバスを見送るミヤザキは、
涙を流しながら、
「生きることの幻に翻弄され、死ぬことの現実に煩悶する」と、
別れの言葉をおくってあげた。


さらばわが輩😭歯をべっき😱‼️

2021-01-30 15:27:00 | 日記




これは俺の高校時代の話や。

現国の教師に、
伊達メガネして冗談の通じん教師がいた。
名は、
マツモト。
戦前の国文学にハマり過ぎて、
自分のことを「わが輩」と言っていた。
それで、
生徒たちはマツモトのことをわが輩と呼び、
同僚の教師たちからも、
わが輩と呼ばれた。

気位の高いわが輩は、
生徒たちはおろか、
同僚教師とも距離を置く始末やった。

そんなわが輩も、
土曜日に必ず行ってた、
とある喫茶店の経営者の娘に惚れていた😍
お近づきの印に『古事記』を贈ったりした(フツー、そんなもん読むやろか🤔❓)。
わが輩は、
常に娘の視線を意識し、
おしゃれに気を使い出した。

ある日、
わが輩は、
歯痛起こし、
歯科医院のドアを通る。
そこで、
上の前歯を削られた。
差し歯🦷にすることを告げられたわが輩は、
歯科医から、
仮歯をつけられた。
そして、
歯科医から、
仮歯で物を噛まないように注意された。

そして土曜日。
わが輩の好物のトンカツがランチに出た。
娘は、
トンカツがわが輩の大好物であることを知っていたので、
微笑みかけた。
わが輩は、
うれしくなって、
トンカツを深噛みして、
娘に微笑み返した。
仮歯が折れて、
欠け歯微笑みになった😮
そこにちょうど居合わせた数学教師が、
「なんだ😦❓わが輩。シンナー吸って、歯が溶けたんか😨❓」と言った。

瞬間、
娘は厨房に入ってそのまま出て来なくなった。
わが輩も、
金も払わずに、
いきなり外に走り去って行った(わが輩のランチ代は数学教師が払うことになったらしい😳)。

涙をこぼしながら走るわが輩を見た俺のダチが、
そのことをわが輩に言ったら、
わが輩は、
「涙🤔❓あれは雨が降ってて濡れただけや」とうそぶいた。

けどわが輩、
今になって言うけど、
ビルの地下街内で、
どうやって雨に濡れたんか🤔🤔❓❓


音無しオンナの手作りコールスロー

2021-01-29 16:36:00 | 日記




音無しオンナが作って来たコールスロー。
よく、
カラマヨとペッパーで、
具材が味付けされていた上に、
シャキシャキ食感がうれしく、
美味しくいただいた。
が、
どこか、
調理の詰めが緩い🤔
やから、
感動の二文字には行き着けない。
(変にオリーブ入れたのがイケんかったのか🤔🤔)
オリーブ油で炒めたブロッコリー🥦は、
素直に食べれた。

さて、
音無しオンナがコールスローを作った背景やけど、
知人の子どもが、
リトルリーグの対抗試合に出るので、
応援に来てくれと言われたらしい。
行けば、
知人の子どものチームが二点リードで最終回やったが、
アメリカ人ハーフのピッチャー、コール君が緩い球を投げたので、
相手チームに、
逆転ホームランされた😧

音無しオンナは悔しがり、
コール君が緩い球を投げなかったら😠
と、
心的非難をしながら、
夕飯のおかずを考え、
コールスローにした。

やから、
コールスローそのものの味も緩かったのか🧐❓
たまたまか🧐🧐❓

けど、
ケイジロウ、レフティ、
きっかけがあって料理しようとするのなら、
音無しオンナは、
きっかけがありすぎて、
明確過ぎるように思うけど---


バスの中にいた臭いヤツ😡

2021-01-28 17:52:00 | 日記




今から2年前のこと。

レフティが、
ダチグループとバスに乗っていた。
そしたら、
魚介類の腐ったような匂いに気付き、
客を見回したら、
ガチムチ系のオヤジと目が合った。
一発で、
匂いの元がわかったが、
オヤジの血走った目を見て、
怯んだ😦

そしたら、
ダチグループにいた女性が、
吐き気がするから、
レフティに、
あのオヤジをナンとかして🙏と泣きついた。

レフティは「任せ👍❗️」と元気よく、
オヤジの席に行き、
消臭止めスプレー出して、
「ふりかけていいですか?」と尋ねた。
オヤジは不機嫌そうに、
「ふりかけていいですかってお前、永谷園の回し者か⁉️」と絡み出し、
「俺の体が臭いって言うんか⁉️」と声を荒げて来た。
レフティは、
笑顔で、
「この匂い大好きです」と答えると、
「嘘こけ、お前❗️」とがなり、
「男なら胸張って本当のこと言いやがれ‼️」と騒ぎ出した。

レフティは、
運転手に、
「運転手さん。運転手さん」と小声で呼んだ。
ちょうどバスが止まり、
オヤジは立ち上がってレフティに、
「お前のことは忘れへん」と捨てゼリフ吐いて、
バスから降りた。

ダチグループの女性が、
「運転手さん、運転手さんだって。カッコ悪い」と冷やかすと、
レフティは、
「バスカードにチャージしようと思っただけや」と言い訳した。
が、
グループは、
レフティに、
せせら笑い対応した🤣🤣🤣

しばらくして、
不機嫌に歩き回ってたレフティは、
あの臭いオヤジが、
足を押さえて道端に座り込んでるのを目撃した。
オヤジはレフティに気付き、
「お兄さま。自転車にひき逃げされて足首傷めました。関節が外れてるもようでござります!」と必死に語りかけた。
レフティは鼻で笑い、
「臭いからひき逃げしたんじゃないの⁉️オヤジ」と答えたので、
オヤジは驚いて、
「お兄さま、何を言われるんですか⁉️ハヨ、医者を連れて来るか救急車をお呼びくださいまし❗️」と言うが、
レフティは、
「その前に、風呂入りなよ」と小馬鹿にした。
オヤジは顔色変えて、
「貴殿は、怪我したモンを前にあざ笑い対応なさるおつもりか😡❓」と声を荒げて来たので、
レフティは、
「バァ〜か!!」と言った(ススムさんの真似するなよ😠思い出すやんけ😡)😛

すると、
オヤジは絶叫しながら、
自力で足首の関節をはめた😱

その数分後。

オヤジは足を引きずりながらもレフティの後ろにくっつきながら、
「言えよ!こら。男なら堂々と言え!!」と怒鳴り続けた。
レフティはスマホでキヨ様に電話して、
「お父さん。ちょっと出てきて」と震え声で通話した。


トラックギャル・フォーエバー(2)

2021-01-27 18:25:00 | 日記




前記事の続き。

百合は辛かった。
父親のタケルも母親のアヤモも口数少なく、
仏頂面に過ごす。

そんな時、
学校で作文コンクールがあると言うので、
全校生徒みんなが、
原稿用紙と睨めっこすることになる😠

百合は、
自分の思いを原稿用紙にぶちまけた。
その結果、
コンクール優勝🎊㊗️
校長先生から褒められてる時、
大きなリボン🎀を髪に巻いた少女しのぶが現れ、
リボンを取って、
百合の背後から首絞めしようとしたところを、
数人の職員に取り押さえられて、
連行された。

百合は、
うれしかった🤗
まさか、
作文コンクール優勝🏆
アヤモに読んでもらいたいけど------

とある噂を、
アヤモの同僚から聞かされた。
「この頃、『どんがらがん』来ないでしょう?変な居酒屋で、大学生のアンちゃんといちゃついてるんだって」
百合は、
その居酒屋の近くまで、
何度も足を運んだ。
そして、
噂通り、
アヤモは大学生のアンちゃんと、
酔い潰れ合っていた。
百合は、
いつも、
悲しげな帰宅したもんやった。

でも、
きょうは違う!
作文コンクールで優勝したんや🏆

けど、
居酒屋そばまで来て、
足がすくむ。
そんな百合を、
アヤモが気付いた。

アヤモが招くので、
恐る恐る居酒屋に入ると、
アヤモは、
「ナンヤお前は⁉️オンナみたいにおじおじしやがって‼️」とガナる!
百合もこの言葉にキレて、
「作文コンクール優勝🏆したんだよ!!」と語調を強める!
アヤモは百合をじっと見つめ、
「読んでみな」と言った。
百合は、
緊張しつつも読みあげた。

「おともだちは、学校にいっぱいいる。みんなと仲良しして、助け合える。しのぶは喧嘩っぱやいけど、悪いやつじゃない。ただ、あいつは馬鹿なんだ。けど、一番のおともだちがいる。お母さんだ。いつも仲良くして助け合ってるつもりだった。けど、この頃、仲良くしていない。あたしが、駄目なのかな?あたしが悪いのかな?でも構わない。だって、お母さんは、一番のおともだちだから」

アヤモは不機嫌に、
「あたしの近くに来な!」と凄む。
百合は恐る恐る、
アヤモのそばに行くと、
アヤモは、
「あたしの目を見な!しっかりと見な!!」と言って涙をこぼした。
百合は驚いた。
母親が泣くのは初めてやから。
アヤモは泣きながら言う。
「確かにな、母さんも悪いことはあったさ!けど、母さんが、お前が気に入らないとか駄目だからとか言って、顔を背けたことがあったか⁉️嫌いだと言ったことがあったか⁉️お前と他のガキのことで、いつもビビって、いつも泣いて------」
言葉を詰まらせて泣き出すアヤモに、
百合も泣いて抱きついた。
百合は知らなかった。
アヤモが、
三人の子ども一人でも、
微熱があるだけで、
家に、
転がり込むように帰ってきたことなどを------

涙が収まった親子。
アヤモはニヤリとして、
「おめかしして、『どんがらがん』に行くか⁉️」

その1時間後。

『どんがらがん』では、
客が啞然と、
店の入り口を眺めていた。
そこには、
頭に剃り込みした、
アヤモと百合が立っていた。
普通なら、
みんな驚いて帰ることやろう⁉️
けど、
『どんがらがん』は、
「トラックギャルが帰って来た‼️」と言う叫びが上がり、
みんな大喜びに、
アヤモと百合を迎え入れ、
酒を飲み交わす。

そして、
ダチの同僚から、
「ちょうど今夜がトラックギャルのあんたの25歳の誕生日」と告げられる。
アヤモはうれしそうに、
「それでも年寄りにはナンねぇんだよ」と強がる。

と、
アヤモと百合が驚いた。
タケルが、
リベカとコウイチ連れて、
店に入って来たからや。
そして三人は口々に、
「25歳の誕生日おめでとう」と言った。

アヤモは大喜びして、
家族みんなを抱きしめ、
こういうドッキリに等しい仕掛けをした同僚たちに、
心で感謝した。
『どんがらがん』に、
たくさんの声が響く。
「トラックギャル、フォーエバー‼️」

家族も友人も戻った夢のような一夜が去り、
アヤモは有頂天に職場に行った。
そして、
トラックの運転席へと入り込む。
が、
トラックが動く気配が無いから、
現場の人が確かめに行ったら、
アヤモは、
ハンドルにもたれて、
亡くなっていた。
心臓発作やと言うことやけど、
その死に顔は、
うれしそうな笑顔やったという。

ここまで百合は、
飲みダチ仲間に話した後、
「記憶は歴史の窓だ。歴史はいろんな風景さ」とまた呟いた。

そして、
この話しを最後にした。

母アヤモの通夜の日に、
百合はある夢を見た。
それは、
広大な道を母アヤモがトラックを猛スピードで走らせながら、
「トラックギャル・フォーエバー‼️」と叫んでいた姿やった。