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ケイシロウとトークアバウト

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高い所に住む高井の家賃は高い

2025-05-08 00:13:00 | 日記




タワマン上層階に住む高井は、
高い家賃を払いながらも、
上級気分満開に生きていた。
そして、
タワマンの上層階に住むほとんどの者がするように、
高井も下層階に住む住民を見下していた。

ある日、
いつものように、
高井は上層階専用エレベーターに乗り込もうとした。
手には、
孫娘に頼まれた、
叩くと音が出るドレミパイプを2本手にしていた。



エレベーターを閉めようとすると、
15階に住む下田という若い男性が乗り込もうとしたので、
高井は、
「こら🤬お前は下層民やろが⁉️下層民専用エレベーターに乗れ❗️」と激しく怒鳴った!
下田は必死に、
「ここ以外にエレベーターは空いてないんです。急用なんです!」と言うと、
高井はドレミパイプで下田の頭を叩き、
「休養取る為に上層民専用エレベーターに乗るな!」とガナった。
下田は、
「取るのはキュウヨウではなく給料の明細なんです」と言うと、
高井はドレミパイプで下田の頭を叩き、
「どんな理由があろうと上層民専用エレベーターに乗ってはならぬ!」と強く言った。

下田がためらっていると、
高井はエレベーターのドアを閉めようとしたので、
条件反射的に下田は高井を突き倒してしまった!
そして、
「お願いです!エレベーターにお乗せください!」と頼んだ。
高井は起き上がってドレミパイプで下田の頭を叩き、
「エレベーター乗るのにお前は人を突き飛ばすんか⁉️この下層民が!」と言って、
再びドアを閉めようとした。
すると下田は高井にしがみつき、
「お願いです!お願いです!そのエレベーターにお乗せください!」と必死に頼んだ。
高井はドレミパイプで下田の頭を叩き、
「ナニをなさるんや⁉️この下層民が!エレベーター乗るのに人にしがみつくな❗️」と怒鳴った!
下田は更に必死に、
「お願いします❗️」と叫んだ!
が、
高井はニヤリとして😁
「お願いする価値などお前にないわ!下層民が」と嘲ったので、
下田はキレて、
高井の後頭部に手を回して、
エレベーターの壁に叩きつけた!
高井は床に倒れ、
動かなくなった。
そして苦しそうに、
「頭蓋骨が砕けた。医者を呼んでくださらんか?下層民」と体を震わせながらお願いした。
下田は慌てて、
「すぐに連れて参ります!」と言ってエレベーターの外に出ると、
素早く高井は起き上がって、
「馬鹿めが!お前をだましたまでよ!この下層民が!」と言って、
エレベーターのドアを閉めた。




得意げに自室でくつろいでいた高井は愉快に先程のことを思い出し、
「単細胞の下層民が。上層民とはやはり頭の違いが浮き彫りやないか」と独りごちた。

と、
そこに大きな地震が起こった。
が、
高井は揺れる室内にあっても慌てることなく、
「上層階は自信を持って地震に対応設計されとおさかい。揺れろ!揺れろ!」とはやしたてた。
すると、
高井の頭上のシャンデリアが落下して高井の頭に直撃した!

後で頭を包帯でぐるぐる巻きにされた高井が下階を歩いていると、
そこに下田が来て、
「大きな揺れでしたけどすぐに落ち着きました。上層階は揺れがおさまりにくいと聞きましたが、お怪我をされたんですね」と話しかけると、
高井は涙ぐみ😢
「もう上層階は嫌や!上に帰りたくない!」と言った。
下田はニヤリとして😁
「あなたは上に戻られる宿命なんです。かぐや姫が月に帰ったように」と言った。
高井は『わかれ道』を唄いながら上層階へと帰って行った。