奨学金を返済するために、
ホストになったホシオは、
全く売れない自分を恥じた。
同じ境遇で、
一年で人気ホストの座を手に入れたセイヤ(2021年記事12月20日記事『デリホス一直線』参照)が、
うらやましかった。
中でも、
クラブのメンバーワンの横須賀彗星は、
シャンコを決めまくり、
まさに、
そのクラブは横須賀彗星天国やった。
ホシオはホストとしての自信を失い、
奨学金を返済する道も絶たれて絶望した😔
ある夜、
横須賀彗星が、
シャンコが一つ少ない結果に不満足で、
気分転換に、
川辺を歩いていた。
すると、
ホシオが、
脱いだ革靴をきちんと揃えて、
手を合わせながら、
川に入っていくので、
横須賀彗星は、
「死ぬのか?」と声をかけた。
ホシオは涙ぐんで振り返り、
「ぼくはなにも変えることができない」と言った。
横須賀彗星は、
「俺はスッゲー機嫌悪いから、お前にいい仕事を紹介してやる。気に入らなかったら、その後で死ねばいいだろ⁉️」と、
言ってきたので、
横須賀彗星の言うことも一理あると思って、
ホシオは川から上がった。
横須賀彗星は翌日、
ホシオを、
デリホス経営店のオーナーのヤシマに紹介した。
ホシオは、
横須賀彗星はもとより、
あのセイヤも、
ここから始まったことを知って、
自分もやりたいとヤシマにお願いした。
ヤシマはすぐに、
クラブを有給休暇取っている横須賀彗星に、
上得意の常連さんから仕事が入ったから、
ホシオを見習いとして仕事を教えると、
ぎょうさん金やると申し出たので、
横須賀彗星は了承した。
こうして、
横須賀彗星とホシオは出張して、
とある高級マンションの一室のインターホンを鳴らした。
気弱そうな20代のヤセ型の女性が顔を出して、
恥ずかしそうに「お入りください」と言った。
ホシオが女性の顔を見つめると、
女性は手で顔を覆い、
「あたくしのツラを見つめないでください。この無礼者」とか弱く言った。
横須賀彗星はホシオに、
「彼女はカネミツさんと言って、ネットの株取り引きで大成功して、金とごみくずの区別がつかなくなったのさ」と言った。
カネミツは頬を赤らめ、
「ぶっ殺しますわよ!彗星さん」とか細く言った。
横須賀彗星は気にすることなく、
「始めましょうよ。カネミツさん」と言った。
横須賀彗星は、
ホシオを連れて隣室に行き、
しばらく待機していた。
するとそこに、
口元だけ出した猫の着ぐるみ姿のカネミツが、
「にゃーん🐱」と言いながら入ってきた。
横須賀彗星は、
「おお!馬鹿ねこじゃねーか⁉️まだくたばってなかったのかよ⁉️」と言うと、
カネミツは「にゃーん🐱」と言って、
横須賀彗星に飛び付いた!
横須賀彗星は、
「ナニしやがんだよ❗️馬鹿ねこ❗️」と言って、
蹴りを入れた!
するとカネミツが怒って、
「彗星さん❗️まだ蹴りはハヨーございます❗️」と言ったので、
横須賀彗星は、
「ごめんなさい。久しぶりですから」と詫びた。
ホシオは青ざめてしまった😨
再びやり直しということで、
猫の着ぐるみのカネミツが、
「にゃーん🐱」と言って、
横須賀彗星のそばに来た。
横須賀彗星は、
「この腐れねこが❗️殺処分するぞ❗️」と凄むと、
カネミツは横須賀彗星に「にゃーん🐱」と言って飛びつき、
ズボンのチャックを下ろしたので、
横須賀彗星は、
「ナニしやがんだよ❗️馬鹿ねこ❗️」と言って、
蹴りを入れた!
が、
カネミツは怯まずに、
「にゃーん🐱」と叫んで、
横須賀彗星の股間に飛びつき、
顔をズボンのチャックの中に------
(gooブログの規約を遵守するためにカットさせていただきます)
コトが終わると、
カネミツは、
フォークギターを持って来た。
そしてAKB48の「シャムネコ」を弾いて歌い出したので、
横須賀彗星も歌った。
ホシオは顔面蒼白のまま、
ハモった。
この後、
ホシオは脱いだ革靴をきちんと揃えて、
川に入ろうとした。
その背後から、
横須賀彗星が、
「ホストが無理ならホステスになればいい。性転換手術の費用なら貸すぜ」と声をかけた。
ホシオは、
この横須賀彗星の提案に納得した。
数ヶ月後。
とあるキャバクラで、
ホシコというキャバ嬢が大人気となった。
夜空の女王の異名をとるホシコは、
慎ましくさりげない姿勢が人気を呼び、
まさに、
キャバクラの輝くゼニの星🤩となった。
ホシコは、
性転換手術の費用と奨学金をすぐに返済した。
ホシコは横須賀彗星に、
「あなたの言う通り、あたしはホステスとしてトップとなりました。お礼にあなたと寝ます」と言ったが、
横須賀彗星はキッパリと断った!!