
今から17年前にアメリカ🇺🇸でリーマンショックが起こった。
当時、
外資系企業に新入社員で入社したばかりのヨウイチのダチのエモリは、
入社して一年も経たないうちにリストラされた。
失業者として路頭に迷うことになったエモリは、
ナニもかもブルーに感じ、
夜の闇を親身に感じるまでに至った。
そんなエモリのところにヨウイチが来た。
ヨウイチは悲しそうに、
「ぼくは会社をクビになるかもしれない。生きている実感さえ無いんだ。多分、ヴォルデモートの仕業だと思う」と言うと、
エモリは、
「ヴォルデモートのせいじゃないよ。リーマンショックのせいだ。ぼくは会社を追われたよ」と嘆いた。
ヨウイチは、
「ぼくは死のうとまで考えたんだぜ。けど、死ぬ気があるのならぼくは人生やり直そうと坊主🧑🦲になろうと思うんだ」と言った。
エモリは興奮して、
「そうだ❗️人生無駄にするよりは坊主になって悟りを開くべきだ❗️」と大声出した!
ヨウイチは、
「行こう!エモリ!寺へ!!」と叫び、
エモリは頷いた。
ヨウイチは元気よく、
「Come home to 寺❗️」と拳を上げた!
翌日。
ヨウイチとエモリは、
JRで2時間ほど移動して、
とある大きな禅寺に入った。
するとそこには、
於道(おどう)が数人の坊主を連れて出迎え、
2人を本堂に連れて行き、
「すぐに剃髪(ていはつ。仏門に入る為に髪を剃り落とすこと)いたす。きょうはみ仏が大きく喜ばれる日」と言って、
合掌した🙏
ヨウイチはエモリに、
「お前が先に仏様を喜ばせろよ」と言ったので、
エモリは、
「いいのかい?」と問いただした。
ヨウイチは「モチさ!」と言い、
エモリから剃髪が始まった。
頭がツルピカになったエモリに於道(おどう)は袈裟を与えた。
坊主達に混じっていた御珍(ごちん)がエモリに、
「きょうからお前も僕たちの仲間だ!」と元気よく言った。
エモリはヨウイチに、
「次はキミだね。頭を剃るのは」と言うと、
ヨウイチは言いにくそうに、
「ぼくは気が変わったから家に帰るよ」と言った。
エモリは驚き🫢
「どういうコト⁉️一緒に坊主になって悟りの道を歩もうと言ったろ⁉️」と問いかけたが、
ヨウイチは、
「それが気が変わったんだ。お前ひとりでがんばれよ」と言うので、
エモリはガチギレして🤬
「俺を丸坊主にしてひとり残して帰るのか⁉️お前、最低❗️」と怒鳴った!
そこに於道(おどう)が来てエモリに、
「仏の道は孤独なもの。俗世で友を失っても来世で菩薩が友となる」と言い、
続いてヨウイチに、
「ひとりの坊主を与えてくれたほうびにプレステ3が数日内にお前のところにAmazonから届くことやろう。み仏に平和」と言って合掌した🙏
エモリは驚いてヨウイチに、
「プレステ3ってどういうことだ⁉️お前、俺を売ったのか⁉️」と詰め寄ったが、
於道(おどう)はエモリに、
「お前が仏門に入りたいと思いここまで来たのはお前の意思と思うか?お前の日々の苦しみを見たみ仏がヨウイチを通してこの寺に呼び寄せたんや。お前がすることは経文を開きそれを唱え、み仏にすがりつつ生きていくことや」と言った。
エモリは涙を浮かべ😢
「み仏にすべてを委ねます」と言った。
ヨウイチは、
「プレステ3にすべてを委ねます」と言って、
寺から走って出て行った。
12年後。
国内はコロナ禍に見舞われ、
コロナ不況によって、
多くの会社が倒産した。
ヨウイチの会社も、
在宅勤務を余儀なくされた上に賃金カットを食らった。
懐が寂しいヨウイチが夜道を歩いていると、
一台の高級車が横に止まった。
運転してたのは、
僧侶になったエモリやった。
ヨウイチは驚き🫢
「スゲー車!お前、金持ちなんだね?」と問いかけると、
エモリは、
「葬式のあるところ坊主は群がる!プレステ5をAmazonで予約したぜ」と言ったので、
ヨウイチは悲しく、
「ぼくはお金がないよ」と言った。
エモリは、
「お前が死んだら葬式を10%オフでしてやるから気を落とすなよ」と言って、
ヨウイチを残して高級車を走らせた。
お話の最後に納得です🥹✨
エモリ君はあの時あんなに悔しかったけど😣
仏さまに仕えている内にお金も✨付いて来ちゃった🌀
坊主丸儲け
ってよく耳にしました😅
ヨウイチ君はプレステ3欲しさに😭💔
その時嬉しかったプレステ3も5に比べたら古くて切ない💧
お掃除10%オフ😱💔
人生勉強ですね💧
お兄ちゃんと同じ名前だから応援してるのにヨウイチ君たら🥲
お兄さんと同じ名前だったんですね。
jasmine様のお兄さんが光ならこちらは影でしょう。
友達と一緒に坊主なると誓い合い、
友達が剃髪して袈裟を着た途端に家に帰るとか言うんですから、
後々恨まれて当然ですね。
しかし、
見事な人生逆転劇です。
そして、
一度決めたことをやり抜く決意と実践の尊さも、
教えられる出来事でした。
まさに、
令和のアリとキリギリスですね。
2008年9月のリーマンショックは、
アメリカ経済を大きく揺さぶりました。
しかし、
1929年の大恐慌までには至らなくて良かったと経済界は安堵されてたそうです。
1929年のウォール街の株の大暴落は、
株資産で生きるアメリカ市民の生活を直撃して、
家も土地も銀行に取られ、
家財道具を車の上に積み上げての放浪家族が群れをなして、
食べれる場、生活できる場へと彷徨った悲惨な歴史があります。
リーマンショック時は、
この大恐慌からの教訓が生かされ、
あそこまで悪化するには至りませんでした。
経済は生き物ですね。
日本人のような現金貯蓄ならば、
まだ傷も浅いんでしょうけど、
国家が破綻しかけた時は、
銀行閉鎖と言って、
国家が国民の貯金を没収するということも、
戦時下の日本で行われていますので、
好景気が一番です。
jasmine様にいつも応援いただき、
リアクションとコメントで常に励まされています。
私もjasmine様を常に強く応援させていただきます。