二年前、
大学入学して間もなかったカッちゃんは、
楽しければ全て良しと言う人生観掲げて、
世の中の悲惨な出来事の数々を、
NHKの朝ドラ並の感覚で考えていた。
そんな苦労知らずのカッちゃんを見つめる父親は、
息子の将来を憂いた😞
苦労畑から這い上がった父親にとって、
苦労知らずが意味するものは、
鼻唄カマしながら、街を歩く素っ裸の生娘に等しいものがある(ケイジロウ、凄まじい喩えやな😳)。
そこで、
父親は、
二つ下の弟に相談した。
この人物は、
あの孤島で、
夏休みにカッちゃん引き取って、
早朝に、ニワトリ小屋の前で、
家族揃ってニワトリの鳴き真似したり、
果てしなく、
庭の砂粒拾いをさせた叔父さんやった。
相談を受けた叔父さんは、
カッちゃんに、
悩むことの大切さを教え、
とあるサロン風の店に連れて行った。
店の名は、
煩悶店(はんもんてん)と言う。
店内、
明るい照明の中で、
5SOS(ファイブセカンズオブサマー)の音楽が、
賑やかに流れている。
カッちゃんは、テーブルに着かされた。
すぐににこやかな紳士が現れ、
カッちゃんに一礼して座り、
「羽根アリを数匹見かけたら、もう家の内部はシロアリに喰われていると思って間違いありません。家は崩れます」言うて、
一礼して、立ち去った。
カッちゃんの顔が曇った。
次に、たくましいマッチョ男が来て、一礼して座った。
そして、
「イスラム国は間違いなく、海外派兵の自衛隊に攻撃します。同時に、日本国内に連続テロを起こします。そうなると、日本の世論は、宣戦布告の機運となり、戦争になります。ところが、アメリカ軍の後ろ盾も虚しく、戦争は長期化して、徴兵制が敷かれ、あなたは戦地に行かされることでしょう。その時、あなたが生きている確率は50%で、死ぬ確率も50%です」言うて、
一礼して、
立ち去った。
カッちゃんの顔は、更に曇った。
今度は、
白髪のジジイが来て、一礼して、座り、
「あなたが高齢に達する時、国家予算は破綻寸前で、更なる少子高齢化社会は、あなた方の面倒を見れず、姥捨山政策が取られる事でしょう。あなたは山に捨てられます」言うて、
一礼して、
立ち去った。
カッちゃんの顔の曇りに深刻度が増した。
今度は、
凄まじい美女が現れて、一礼して、座り、
「近い将来、性転換奨励法案が可決され、個人保護法に守られた性転換者が溢れ出し、あなたがその時に抱く女性も、性転換者である確率がとても高い状態となっていることでしょう」言うて、
一礼して、立ち去った。
カッちゃんは、
ただただ、
絶叫😱😱😱‼️した!
ケイジロウ、煩悶店(はんもんてん)、ガチ怖🙀❗️