古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

雨の朝 パリに死す    フィッツジェラルド

2024-04-28 13:26:01 | 小説の紹介
飯島淳秀・訳   角川文庫 1930年

同タイトルの原作ということだ。なんと

しゃれたタイトルなのだ。でも、内容は

とても暗い。ちょっとしたもめごとから、

雪の夜に締め出してしまった妻が死んでしまう。

残された子供は妹夫婦に引き取られるものの、

生活を立て直したチャーリーは子供を再び

取り戻そうと奮闘する。

やっぱりフィッツジェラルドの堪能すべき点

は会話だと思う。それらは自然と20年代っぽさを

表現している。

舞台はパリでさめざめと雨が降り注いでいる

印象であり、どこかやはりおしゃれだ。それに

尽きると思う。





























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