日々の１００ 松浦弥太郎

集英社文庫　　　２００９年

この人に対しては、あまりいい感情は持っていない。

とにかく、ぼくにはおしゃれ過ぎるのだ。それがひとつの

理由でもあるのだが。

この本もとてつもなくおしゃれな一冊だ。

丁寧な暮らしを致したいと願う人には必携の一冊だろう。

特におじさん初級者には、勉強になることは多いだろう。

財布に関して、特に手入れを怠らない、と、尻ポケットに

ツッコまないことなどは勉強になる。大人になるってタイヘン

なんやなあ、と思うよ。

あれやこれやと気を使わなきゃならなくなる。若いころはなんでも


よかったのにね。

ま、ぼくはこういうものを手にするのはちょっとためらいもあるわけで。

丁寧な暮らしかあ。あんまり楽しそうじゃないなあ。

でも、この本はとても好ましく、大層たのしかった。

　　　　（読了日　２０２３年３・１０（金）２１：２０）