古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

自分をさがして旅に生きてます   吉田ルイ子

2024-06-26 00:37:44 | 本の紹介
講談社文庫    1983年

結局、このルイ子さんは愛をさがし、愛について

描いているのだと思う。女性がセックスが好き、

とはなかなか言えなかっただろう70年代に、

女性のセックスについて語るというのは勇気の

いることだ。

アメリカの女性の悩みや、日本の女性の悩みに

対峙していく勇敢さ。そもそも、ぼくは女という

ものは、本でしか知らない。エッセイで女性と

言うものを知り、太宰に教えてもらった。でも、

太宰の女性の見方って正しいのかな。よく、眠ると

か?

ルイ子のルイは人類愛のルイなのだそうだ。黒人

ハーレムに関わって、多くの写真を撮った。この

本にはそのアメリカの写真が載っている。かっこいい、

イケてる写真(なんてチープな表現!)にぼくは

彼女の人への愛を感じた。でも、ぼくは人間嫌いだか

ら、彼女に嫌われちゃうかもね、チーン。

(読了日 2024年4・22(月)18:30)
                (鶴岡 卓哉)













































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