古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

でか足国探検記     椎名誠

2020-04-17 08:40:10 | 本の紹介
新潮文庫      1995年

ボクが雲古をたべる夢をみたりするのは異常では

ないのか、とつねづね思っていたのだが、シーナさん

もついに雲古を食う夢を見た、と書いておられて、そ

ーか、やはり雲古をたべる夢を見る人っていうのは、

サイノーがあるっていう証なんだな、と頷いたのだった。

そして、糞便学ともいうべき、クソに対する考察は興味深い。

もし人間がうさぎのようにころころした雲古をしたらどうな

るだろうか、などとボクは思った。ケツにも残らないし、数千

万年後の人間はそうなっているのかもしれぬ。

キタヴァ島で島民とサメ肉の焚火焼きを食し、うまい、という

言葉を教え合っているその様はつくづく美しいのであった。

わしは文明の象徴の直線と直角の世界で生きていくよ、それが

宿めだ......合掌。

                   (鶴岡卓哉)





















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