古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

漱石を売る    出久根達郎

2019-01-12 13:52:25 | 出久根達郎
文春文庫    1992年


文章の巧い人だな、と思って読んでいて、調べたらこの作品を


書かれた十年ほど後に直木賞をとられていた。


古本屋の主人(ってことは先輩だな)が、古書の周辺について


描いている。


ボクも気づいたら古本屋の主人になっていた。


まあ、うちはコーヒーを出すので、毛色は違うが。


小僧にでて、古本修行をされたということだが、ボクなんて、も


ってきてくれる本にテキトーに値をつけてるだけだからなア。


この本を書かれた頃は、バブルの後味のようなものがあったらし


く、億という文字が躍る。


それと同時に、一冊十円で売っている、とも。


うちの古本屋の最低価格は三十円です………合掌。

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