古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

現在    鶴岡 卓哉

2020-07-17 22:08:59 | 日記、ポエム
昨日は夜にポパイに行って、ジャケ借りしてきました。
前借りて気に入った、ネリー・ファータドとか、相変
わらず九十年代のR&Bを中心に借りました。ビース
ティ・ボーイズも借りました。生音ヒップホップの先
駆け、めっちゃかっこよかったです。
というワケで、詩を紹介します。第二詩集「名もなき
詩集を君に」から


現在     鶴岡 卓哉



俺たちに昨日はなかった

昨日なんて捨て去って歩いてく

権威にしがみついている退屈な教師

暴力に明け暮れた少年時代

ぶっ倒れることが快感で死ぬことを身近に感じていた青春期

いつも背中に感じる何か不吉な感じ

拭えない沈黙から来る誤解に

ベッドの縁で絶え間なく息づいている俺の痕跡

小説の中の愚かな可哀想な大男

信じられぬ明日への期待などない

俺たちにあるのは現在だけだ


               (2014.10.18)



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