熊本阿蘇の旅、次は熊本県南阿蘇村にある「白川水源」を訪れました。
「白川水源」はカルデラ内の火山群(中央火口丘群)の南の裾野にある代表的な湧泉で、毎分60トンもの豊富な湧水で環境省の名水百選にも選ばれた美しい湧水地です。豊かな自然に囲まれ、澄み切った水が絶えず湧き出ており、その水は熊本市の中心を流れる白川の源となっています。
有料エリアの水汲み場には柄杓が置いてあり、その場で湧水を飲んだり、持参のペットボトルに入れて持ち帰ることができます。
水汲み場の背後には大きな池が広がり、毎分60トンもの水が湧き出す光景が楽しめます。
「白川水源」の水がこれほどまでに美しいのは、その成り立ちと周辺の環境が大きく関わっています。 阿蘇山は、雨水を地下に蓄えるスポンジのような役割を果たしています。長い年月をかけて濾過された水が、「白川水源」として地上に現れます。
「 白川水源」は、豊かな自然に囲まれた場所に位置しています。周囲の植生が水を浄化し、清らかな状態を保っています。その透明度は、まるで空を映し出す鏡の様です。
又、「白川水源」の中には水源の水神様が祀られている「白川吉見神社」があります。「白川吉見神社」は、日本名水百選の白川水源の鎮守で、吉見の名は吉水から来たとも言われます。平安時代から続く歴史を持ち、水汲み場もあり、多くの人が訪れます。
主祭神は水神の国龍大明神と罔象女神(ミズハノメ)で、境内には天満宮、子安観世音、馬頭観音も祀られています。ご利益は「健康長寿」「病気平癒」「病魔退散」などがあり、清らかな水源が古来より信仰されてきたことがわかります。
近隣には、塩井社水源、川地後水源、寺坂水源、湧沢津水源、池の川水源、小池水源、吉田城御献上汲場、明神池名水公園、妙見ヶ池、竹崎水源など、良質で豊富な水が湧出する湧水群があります。
「白川水源」の湧水は、「白川吉見神社」の脇を流れて上流から流れてくる「下の川」に流れ込みます。
「下の川」はこの先で「白川」に合流して沢山の湧水を飲み込み熊本市内へとに流れて行きます。
続く、、、
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