【ぼちぼちクライミング&読書】

-クライミング&読書覚書rapunzel別館-

「男たちの風景」諸星大二郎

2018年10月01日 20時29分05秒 | 読書(マンガ/アニメ)
立ち読みする
「男たちの風景」諸星大二郎

諸星大二郎傑作短編集。SF作品が集められている。
特に注目したのは「生物都市」。(1974年、第7回手塚賞)

ウィキペディアでは、次のように書かれている。(以下、ウィキペディアより転載)
選考委員のほぼ全員一致で決定した「生物都市」の手塚賞入選ではあったが、あまりの面白さに、とても無名の新人の作品とは思えないとして、先行するSF作品の中に類似のものがあるのではないかとの質問が他の選考委員からSF作家である筒井康隆委員のもとに殺到した。のちに筒井は自身が編纂した『'74日本SFベスト集成』に「生物都市」を収録し、解説文でそのときの選考の経緯を記している。

1974年週刊少年ジャンプ、7月29日号

他に注目作品として、「アダムの肋骨」や「貞操号の遭難」も掲載されている。
個人的には、「アダムの肋骨」が趣味。
ハーピーの如き鳥が登場する。
山岸凉子さんが描きそうな作品だけど、山岸作品は、これほどSFテイストは濃くない。

↑ビッグコミック、1976年1月増刊号…立ち読みするをリンクしておいた。

こちら山岸凉子作品…心理的な恐怖に神話が絡むのが山岸テイスト

↑1978年プチコミック12月号

【ネット上の紹介】
諸星大二郎傑作短編集、第1弾!! 浮気好きな美女たちに、酷く枯れたその夫たち、そして若く美しい男たち―辺境のとある惑星には3種類の人間が暮らしていた。異星から訪れた主人公が目の当たりにする3者の奇妙な関係と、そこに隠された秘密とは…!? 諸星大二郎氏自らが新たに選び抜いた短編集が、巻頭と巻末に描き下ろし作品を加えて、豪華本として登場!!諸星氏の魅力が凝縮された充実の特選集全3巻を、3か月続けてお届け!! 記念すべき第1弾は、諸星氏のSF作品の代表作のひとつ「生物都市」はじめ、SFの世界の中で男と女、性にまつわる物語を描いた「アダムの肋骨」や「貞操号の遭難」などの名作中の名作8作を収録。そして巻頭にカラー、巻末にショートストーリーの“描き下ろし作品”を加えた諸星短編集の決定版!!
この記事についてブログを書く
« 「ジャパネスク・リスペクト... | トップ | 「しゃぼん玉」乃南アサ »

読書(マンガ/アニメ)」カテゴリの最新記事