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「太陽の帝国」「宋家の三姉妹」

2023年08月11日 07時06分55秒 | 映画(一般)


映画を2本観た・・・「太陽の帝国」「宋家の三姉妹」。

太陽の帝国とは日本のこと。
イギリスの作家、J・G・バラードの自伝小説が原作。
著者の捕虜収容所体験が元になっている。
スティーヴン・スピルバーグによって映画化1987年に公開された。
日中戦争当時の上海と蘇州が舞台。
当時、少年だったバラードの零戦マニアぶりも描かれる。

これで思い出すのが、フランス人作家・ピエール・ブール。
彼もまた、当時、日本人の捕虜となっている。
この経験をもとに、「戦場にかける橋」を執筆。
また、「猿の惑星」も著している。
故に、猿の惑星の「サル」とは「日本人」のこと、と言われているが、
違うという説もある。


「宋家の三姉妹」
(原題:宋家皇朝、英語題:The Soong Sisters)。
1997年、香港・日本合作映画。
宋靄齢・宋慶齢・宋美齢の三姉妹を描いている。

長女は財閥に嫁ぎ、次女は孫文に、末っ子の美齢は蒋介石と結婚した。
とんでもないセレブ姉妹だ。
この映画を観る前、父親による政略結婚、と思っていた。
事実はことなるようだ。
少なくとも、次女の結婚に、父は反対だった様子。
ほとんど駆け落ち状態。
一部日本も舞台となり興味深い。
何となく、日本の浅井三姉妹を思い出した。

【ネット上の紹介】・・・「太陽の帝国」
1941年、第二次世界大戦下。上海に暮らすイギリス人の少年ジムは、日本軍の“零戦”に憧れる無邪気な少年だった。だがその日本軍が上海に侵攻、攻撃は全土に及んだ。混乱に巻き込まれ、両親と離れ離れになってしまったジムを救ったのは…。第2次世界大戦下の上海を舞台に、ひとりの少年の成長を描いた、スティーブン・スピルバーグ監督が贈る珠玉の戦争ドラマ。初回生産限定。

【ネット上の紹介】・・・「宋家の三姉妹」
新しい時代を夢見る3人の女性を描くヒューマン・ドラマ。今世紀初頭の中国。古い因習にとらわれずに育てられてきた宋家の三姉妹。アメリカ留学から帰国した彼女たちは、それぞれに全く異なる結婚相手を選ぶ。長女の靄齢は財閥の御曹司と結婚し、中国経済を左右する大財閥を築く。次女の慶齢は革命家・孫文と恋をし、彼とともに情熱のすべてを革命に捧げる。そして、三女の美齢は野心あふれる若き軍司令官、蒋介石と結婚する。

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