「あやしい探検隊アフリカ乱入」椎名誠
キリマンジャロに登りに行く話。
椎名誠さんのキャラクターと文章が楽しめる一冊だ。
P24
やはり旅というのは目的地に向かうあいだ、どこか自分でもわからないところで心が浮きたっているところがあるのだろう。いくつになっても、どんな旅をしても、未知の場所に進んでいく過程というのはいい気分のものだ。
P90
アフリカでは伝統的な日本人的な旅の仕方は最もそぐわない。名所旧跡を求めて一泊単位であちらこちらを移動していく旧来の日本人の観光スタイルでは、この国は何も見ることができないだろう。
【ネット上の紹介】
やって来ました今度は野獣の大草原。キリンに笑われ、ゾウには踏まれ、カバにかじられ、じわじわ進む。めざすは名峰、雪のキリマンジャロ!お待たせしました。「あやしい探検隊」シリーズ第5弾
熱風草原でライオンに笑われる
バカたちは西へ向かった
ボンベイで卑屈化する
カルピス青年はナニワ訛りだった
ワニ眼画伯、心の父と会う
キリマンジャロでたとこ勝負
共産マサイの国へ
コンバット・カメラツアー
なんのなんのとマンダラ小屋へ
第二キャンプでダメ化する
インド洋でスルメを焼いた
迷惑な便所サンダル男
真昼のスルメ・パーティ
戦いはまだ終わらない
さらばバカデカ大陸〔ほか〕