快気分析

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仕組みとアプローチ -   本能寺の変と山崎の戦いの謎 中川清秀が信長襲撃に深くかかわっていた可能性を考える

2019-05-05 08:47:07 | 明智光秀
 前回の記事までの通り、中川清秀が秀吉のロボット同然だったとしたなら本能寺の変で信長を襲撃した部隊の少なくとも一部に中川清秀かその配下の者がいた、と言う可能性も十分有ったかと思えます。
 そう考えるもう一つの理由は、信長が襲撃された事を秀吉に伝えたのは中川清秀の使者だったと言うのが定説だからです。
 「別に襲撃されたくらいは誰でも伝える事が可能ではないか?」と言う疑問を持つかも知れませんが、秀吉がその知らせを受けて毛利氏と勝手に和睦してしまいました。
 そして「信長様は生きておられる」とウソの情報を撒いて明智勢に加勢する武将をなるべく減らしたのですが、以前の記事で書いたように、信長が生きていたのなら勝手に毛利氏と和睦してしまう事など許されない事だったはずです。
 これが何を意味しているのか?と言うと「秀吉は信長が落命した事を知っていたから」となって来るわけで、その詳細を知らせたのは他ならぬ中川清秀となって来ます。
 では信長が確実に落命した事を中川清秀が知る事が出来た理由は? となって来るわけですがそれはやはり本能寺の変で信長を襲撃した部隊の少なくとも一部に中川清秀かその配下の者がいたから、となって来るわけです。
 秀吉の中国おお返しが怪しく、やはり秀吉が黒幕だとする説が有りますが、やはり上記の点でもそうなって来ます。
 そして秀吉は信長の落命を確実に知っていたからこそ、その事を隠すアリバイ工作の為にも「信長様は生きておられる」と言いふらしたと言えます。
 更にもう一つ。
 信長の首が出て来なかった事が明智光秀に加勢する武将や反織田勢が少なかった点、そして信長の首をイエズス会の弥助が持ち出してしまった可能性について以前の記事で書きましたが、もしかすると信長を襲撃した中川清秀の配下の者が信長の首を隠したか焼くなどして信長の首とわかるものが決して出て来ないようにしてしまったのかも知れません。
 いずれにしても中川清秀の近縁がキリシタン武将でイエズス会から信頼されていた高山右近なので同じグループと見て良いと思います。
 そうした事がわかっていたからこそイエズス会と裏取引をしていたと思われる秀吉は毛利氏と勝手に和睦し、次に中国おお返しを強行し、更に「信長様は生きておられる」と言いふらし、更に明智勢をいとも簡単に殲滅できた、と言う事だったと今では自分なりに考えています。
 


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