快気分析

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仕組みとアプローチ -  今日の静穏傾向と阿蘇山地震計のRMS振幅データのパターン変化

2017-05-26 20:58:07 | 地震 津波
 今日はあの新月で、M4の地震が一度有りましたがその程度で5月23日~5月25日はM4以上の地震が無く静穏でした。
 月齢トリガーから考えるとどちかと言えば地震は多いかと考えていたのに、現時点でこれだけ少ないのはやや意外です。 
 他のトリガーが余程小さい、プレートや地殻の動き自体が小さくなっているなど、理由は多々考えられます。
 それともどこかで大きな固着が発生してひっかかっていてそれが全体の動きを鈍らせているのでしょうか?
 どうも良くわからなくて不気味です。
 世界的にも静穏傾向が続いていて、以前に記事にしたM7以上の地震の空白は1月22日を最後に4ヶ月以上経った現在も依然として継続中、そしてM6以上の地震もEMSCでのデータでは5月15日を最後にその後は世界的に空白期が続いています。

引用開始(一部抜粋)

http://www.emsc-csem.org/Earthquake/?filter=yes

2017-05-15 13:22:38.2 4.02 S 152.54 E 9 6.1 NEW BRITAIN REGION, P.N.G.
2017-05-12 10:41:25.5 12.97 N 90.05 W 10 6.2 OFFSHORE EL SALVADOR

引用終了

 関係が有るのかどうかはわかりませんが、阿蘇山地震計のRMS振幅データのパターンについて少し書いておきます。
 一時パルス状、或いは台形状に近い波形パターンが生じ始めた事は依然に記事にしましたが、この波形パターンが5月21日に一時無くなり、その翌日から再び生じたのですが、先日からこのパルス状、或いは台形状に近い波形は崩れて平坦に近いものになりました。

引用開始(一部抜粋)

http://vivaweb2.bosai.go.jp/viva/v_datalist_asos.html

引用終了

 今日の南阿蘇村の天気は晴天でしたので、日照による地殻への影響は明らかに有ったはずなのにあのパルス状、或いは台形状に近い波形パターンは殆ど見られませんでした。
 もう少し様子を見ないといけないのかも知れませんが、横ずれ地殻変動エリアをサイドから押す力が減った可能性も想定できます。
 そうすると「何故押す力が減ったのか?」と言う事にもなるのですが、プレートや地殻そのものの動きでも鈍ったのでしょうか?
 それとも大分県の地割れで地殻が変動した為にスムーズに動くようになったのか?
 それともプレートや地殻は動こうとしていてもどこかやや遠くで大きな動きが引っ掛かっているのか?
 仮にどこかで引っ掛かっているとしても、世界的な静穏傾向から考えると日本国内で引っ掛かっているとも限定できない事になります。
 筆者は去年も4月~6月にピークが来るだろうとの考え方をしていて、確かに4月と6月は多かったのですが、5月にわけのわからない静穏期が有りました。
 「連続で3ヶ月活発な確率は小さい」と言う仮説も筆者は考えてはいますが、仮にそうだとすると4月はやや前倒しで火山活動が活発だったので5月は静穏傾向なのでしょうか?
 地殻やプレートのストレス状況や今後の動き、そして他の地震トリガーなど、全容は結局把握できないと言う事は以前の記事で書きましたが、やはり把握も想定も難しいものだと改めて思います。

 

 
 


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