美学とか憧れとか、そんな大それたものじゃない

ツレとさ、帰りに赤いなんかヘンピなラーメン屋入ってさ。
とりあえず瓶ビールと餃子二枚とかいってさ。
ビールにザーサイがついてきてさ、それつまんで飲んでさ。
そのあと、もやし炒めとか頼んだりしてさ。

っていうスタイルが、世の中にいっぱい実践されているはずなのに(推測)、
僕はやったことがないというか、やった記憶がない。もうちょっと言うと、
そういう風にしたいと思っても誘いにくい。なぜか。

・相手を縛る気がする。
・誘う同年代はもう、そこそこ皆、金貰ってる。
・そもそもそういうラーメン屋が近くに余りない。
・一般的には飲み方にカッコイイ・ダサイという観念が介在してる気がする。
・トーキョーだしオシャレっぺ～ダイニング、若しくはわざとらしく昔ぶった飲み屋で
「あえて」っぽく外すとか？が、万人にとって受け入れやすいスタイルだと思っている
…からだ。別にそれでもいいし笑笑でも和民でもいい。別に文句はない。
でも、冒頭に書いたようなのが、やりたい。メニューとか、値段とか、雰囲気とか、
一切の打算を拭い去ったようなプリミティブな夜。いつのことになるのやら。