霊界の門 ・見えないものの力

霊界や因縁から、現在の自分をみつめ、「見えないものの力」を味方にしましょう。

「目撃者」としての役割

2014年08月07日 | 心霊現象
先般の「事件」を「みた」として、警察から呼び出し?(依頼)があり、行ってまいりました。
そして思ったことは、「これが目撃者としてのわずらわしい事柄」であったかと、しみじみ味わって帰ってきたというわけです。
時間もかかるし、なによりも気を使う?・・・。
取り調べではないはずなのに、なぜか「一種の取り調べ」のようでもある・・・。


玄関から玄関までの送り迎え、つまり警察の公用車に運転手つきという「おもてなし」を受けながら、小さい部屋での4時間缶詰め状態は、普通の人には耐えられません。
お茶は昔のように茶碗では出てきません。今の時代はもう「ペットボトル」の小サイズが一本差し出されただけ。
それでも蒸し暑さが残る古い建物の一室は、「犯人」の気持ちが分かるくらい異質なものでもありました。
今はパソコンで、「供述証書」とやらを聞きとったその場で打ち込みながらの作業だから、結構間がいるようで、打ち終るまで待つその時間が手持無沙汰だし、もったいない。(刑事が自分で打ち込んで、さらに聞き取りもする)
それに、次に何を言おうかと考えていることを忘れていく私でもある・・・。
質問は担当した刑事が聞きだしながら、打ちこんでいく。
その間にも刑事には業務連絡が携帯に入ったりして、「ちょっと失礼」と隣の部屋や廊下へと消えていく。


さてさて、結果私は午後1時に迎えの車に乗せられて、帰ったのは5時半くらいといったところでしょうか。
高齢者ならば、もうへとへとである。
おっと、私もそうだから疲れたのなんのって・・・。(超疲れました!)
警察という「その雰囲気」だけでもう疲れるのです。我々健全な庶民?にとってはね。
さすがに取調室ではなく「相談室」と書いた部屋に通される。
ドアーは一つ。窓もない。小部屋の中には小さな机が一つ置いてあるだけ。
壁に掛かった絵が、あまりにも暗い色合いなのでびっくりして反射的に目を落とす。と、そこで若い刑事のお出ましだ。
一応「協力者」である私の立場を理解しながらも、彼らの口調は事務的であり、犯人取り調べとなんら変わりないような気分にさせる。(私は犯人じゃぁないぞ!・・・)
供述調書の書き方が「そう」なっているのだろう、順序だてて聞き取りがされていく。
「なぜあなたは時間を克明に知っているのか」、「なぜあなたはそこまで見えたのか。視力は左右いくつか?・・・」「本当に犯人は殴っていたのか?」・・・。
(あんたさぁ、目撃者を疑うんだったら、もう帰るから~・・・)
刑事は私の顔を見ながら、機嫌を損ねたと思ったのだろう、ちょっと口調を変え、さらに質問を変えてきた。
「私にはそう見えたのですから、それをそのまま言ってもいいんでしょ?。それともそちらにシナリオがあって、そのように答えないといけないのでしたら、私帰ります」と、ついに言ってしまった。
「いえいえそんなことはありません。ただね、公務執行妨害・現行犯逮捕された男、つまり犯人がね、悪いのは俺じゃないと言い張っているものですから。そこんとこを特に詳しくお話を伺っているということでして・・・」
「あれだけ警官を殴って、俺は悪くない!?・・・、どんな頭してんですかねぇ」と私。


私が時計を見ながら現場を観察した5分という時間。
これはしごく貴重だった。
怒鳴り声がした時間。飛び起きた時間。よく見える場所へと小さいながら部屋を移動した時間。
そして何もせず、ただ見守り続けた5分間。そこで私は携帯で「110番」に通報している。
その時間がピタリと合っているのだ。
「あなたは、なぜこんなにも時間を気にして行動しているのか?」と、不思議というかむしろ怪訝そうに私に聞く刑事。
「それはね・・・」と、長い間住み続けた結果第一通報者になってきた過去を話す私である。
「なーるほど」、ようやく刑事が私を少しだけ信用してくれたようだ。。
言えることだけを言います、あとは文章にしてくださいとお願いしながら話す。少したつと刑事は入力した文章を読み上げて私の確認をとると次へと進んだ。
最後に、この事件を目撃した感想はありますか、と聞かれた。
それも書き込むらしい。
意味が呑みこめていない私に、たとえば・・・、と例を出して「ま、犯人に対して今後は気を付けるように」とか延べてもらえればいいかと・・・、なーんてね。

そして、長い目撃者だけが語ることの出来る『供述調書』なるものが出来上がった、とまあこういう次第でした。
普通の生活をしている人達にとっては、この貴重な時間を煩わされることの重大性は、「目撃者にはなりたくない」という心理状態にさせるであろうし、さらに「また、その時はよろしく」といわれたら、「もうかんべんしてほしい」と思うに違いない。
実際私も、最後にこう言われた。
「もしこのあと検察の検事から、話が聞きたいと言われたらその時もお願いできますかねぇ」だって。
もうのりかかった舟だ。私は「いいでしょう」と受けて帰ってきたが。
警察、検察、裁判所ともし進んだら、私の人生の1ページに増し加わるものが出来たことになる。
が、出来ることならば、勘弁してほしい。

人生いろいろ。
人もいろいろ。
合う合わないもいろいろある。
なぜか警察は「合わない」ところ、であったと思っている。そのダンでいけば多分検察も合わないだろう。
しかし私が選ぶのではない。「むこう」が私を選んだのであれば、こんどは「刑務所」が最後に残っている?。



雑談の中で・・・。(いわば無理に私が仕掛けた雑談だったが)
なぜ犯人は「自分は悪くない」と?・・・。
警邏中のおまわりさんを殴った現行犯として捕まってまでも言う言葉だろうか?・・・。
そこで私が逆に仕入れた「事件」の背景が見えてきた。
かって「このマッチョな男」(犯人)には、軽い前(前歴)があった。
今回と状況はほとんど同じ。
彼女を後ろに乗せて、つまり自転車の二人乗りを警邏中のお巡りさんに注意されたのだ。
「なんで悪いんだよ!」と食って掛かった。
が、その時は注意だけで終わったらしい。
ところが「彼」は、黙認され、自分だけは「いい」と勘違いをしたのだ。
「前のおまわりはいいっていったのに、なぜ同じことで呼び止めいいがかりをつけるんだ。てめぇ!」と、こうなったらしい。
違法だから次は決してやるな!とクギを指し、次は捕まるぞと申し渡すことが抜けていて甘かったと、刑事は残念がる。
また「彼」は精神異常者ではないが、彼の知恵では日常生活がおぼつかないのではないかと思われる節もある。いわゆる世間となじめないものを多々持ってきょうまで生きてきたようで。
「幾つだったんですか?」「32歳です」
「ふーん、生い立ちに何かそうさせる原因でもあったんですかねぇ・・・」と私もため息をつく。

「ところであのマッチョ男に何度も殴られたお巡りさん。ケガの具合はどうですかねぇ。若いと見受けましたが・・・」
「実はね、何度も殴られてはいないんですよ」「えっ、でも男は何度も手を挙げ、パチンって殴られた音もいくつか聞きましたよ~」
「警察官の彼は26歳。その通り若いお巡りさんです。でも彼ね、昔ボクシングの訓練を受けたことがあって、相手のパンチをかわすことはできるんですよ。
でも一発だけかわし損ねて左顎下をかすったと言っていました。その後がこれ、赤くなっているでしょ」
なーんだそうだったのか。
あんまりマッチョ男が威嚇したり強そうだったから、心配しちゃいましたぁ。
でもケガも軽くて安心しました。
あのままお巡りさんとマッチョ男が「車」にはねられでもしたら、「みた」私は後味悪かったし・・・。



「大変貴重なお話を長時間話していただきまして」と言いながら、刑事が差し出した茶封筒に「お金」が入っているのでした。
今は警察も「御礼金(日当?)」が出るんですねェ。
頂く前に領収書のようなものを提出するのですが、そこの内訳にはね。
自宅から警察までは警察の車で来ました。よって交通費はいりません。
と、一筆書いて判を押すんです。
他の項目を見たら、時間の堺があって、5000円とか1万円とか~。
でね、私には1万円支払われるという内容でした。
私だって「これ」をみてから疲れの半分がふっとびましたからね。
刑事さんにこう言っちゃいました。
「例えば温泉に行って旅館に泊まるでしょ。お世話になるからとチップを渡すじゃないですか。
今までは最後の帰り際に、ありがとうお世話になりました、って仲居さんにテッシュで包んだお札を渡したけど、いつの日からか旅館に着いたその日に渡すことにしたらね、もう最初っからにこにことかいがいしくそつなくお世話してくれましたよ~。警察も後からじゃなくて前に渡されたら、多少疲れても我慢するくらい私達も出来るかと・・・」
と、その答えがこうでしたよ。

『警察は、サービス業じゃないですから~』ですと。



人生いろいろ。
経験もいろいろ。いろんな経験をすることも悪くはない?。
しかし「法」にふれる経験はしないほうがいい。
ましてや「天法」を犯す蛮行は、決してしてはなりませぬ。
またまたの合言葉で、締めくくりましょう。
『天網恢恢疎にして漏らさず』

ではまた。

皆々様に暑中お見舞い申し上げます。




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