霊界の門 ・見えないものの力

霊界や因縁から、現在の自分をみつめ、「見えないものの力」を味方にしましょう。

頭では忘れて、体が覚えていること

2013年08月03日 | 心霊現象
久しぶりにラジオを聞いていたら、面白いことを「おしゃべり」していた。
頭ではすっかり忘れているのに、体が覚えていて「勝手に?」やっていた、というお話。
一人は「シンクロナイズド・スイミング」のコーチである「岡野さん」。そしてもう一人は「ピアニスト」の「西村ゆきえさん」。
岡野さんの場合は、シンクロの振り付けをする彼女は『剣の舞』の音楽はほとんど忘れかけている。
にもかかわらず、音楽が始まると、それに合わせて体が動き出す。そして全部舞い終わる。
一方ピアニストの西村さんは、「脳」ではなく、手(技)がすでに覚えていて「その音符」を弾くという。

こんなプロの方に並べてはお恥ずかしいが、私の場合も同じことがいえた。
家には「ピアノ」が無かった。が、学校のもので習ったひと時がある。
最初の練習本「バイエル」から、次の「ソナチネ」に移った頃。
発表会があり、私は「シューベルト」の「楽興の時」を弾いた。
その後ピアノには触っていない私は、その曲だけは弾けた、というよりも手が勝手に動いて、終わりまで脳をそっちのけでやりおおせた事を覚えている。
多分、自転車の乗り方を一度覚えた人は、間があいてもすぐに乗れるようになる、といったことと同じではないだろうか。しかし長くは続かない。
ちなみに、姉のところにある「ピアノ」に向かって、今の私は何も弾けない。いつまでも鍵盤とにらめっこをしているだけの有様である。

バレーリーナの方は、一日練習を休むと、それを取り戻すのに4,5日かかるという。
ピアノもそうだ。だから、体が覚えるくらいまでにするには、日々の練習を欠かすことは出来ない。
好きでなければ、それを一生続けるなど聞いただけで、気が遠くなる。
「プロ」といわれる人は、それをやってきたのだ。


目を転じて、「心・魂」に向けたとき。
同じことがいえる。つまり「感性」「感覚」の覚醒は、次第に鈍ってくる。
あの時は神が分かったのに、今は神なぞその存在さえ疑う。
さらに教義も、さもあらんと信じることが出来るまでいったのに、今では「何言ってんの!」ってことになる。
信仰とか霊感とかいわれる「たぐい」の無形のものは、日々の鍛練にかかる。
その感覚、感性を鈍らせるものが、身の回りにあるほとんど全てのものであると言っても過言ではない。TV、新聞、雑誌、人の会話、好きな趣味、人の集まりなどなど。身内も入る。
だから「修行」は、山の上や孤島や、個室で行う。
人のいない「環境」こそが、感性を鋭く磨く最適の場となる。
ということは、「人こそ」が、その感性を研ぎ澄まし正しめる最大の「邪魔」になるということになる。そして、こともあろうに一番自分を愛し育んだ者たちこそ「その邪魔者であった」。
だから「彼ら」は「出家」という形態をとり、ひたすら「自然」と向かいあい、滝に身を打たせて
声なき声を聞こうとした。

日々、空気汚染のように汚れが染みつく自分の魂の汚れは、計ることを怠り、気使うことを忘れて一日を終わる。その積み重ねの向こうにあるのは、息も絶え絶えに汚染された「わが魂の姿」を見る。
あの世に行って「脳」が覚えていることから「解放」されたとき、勝手に覚えている魂の動きに従い、あなたも私も「何を踊り」、「何を弾き」、「何を語る」のでしょうねぇ~。
みごとにやってのけるまでに体が覚える鍛錬は、心の鍛錬とどこが、何が違うか?・・・。
根本が違うとしかいいようがない。
日々魂に「栄養」を与えたか?・・・。
何のことかお分かりになるだろうか。
肉体の栄養は「三大栄養素」とか「ビタミン」とか「ミネラル」とか言われて、栄養学をちょっと学べばすぐに分かる。
が、魂の「栄養学」はいつ、誰に教わり、それを続けてあの世の準備をしただろうか・・・。
魂に栄養が必要だったなんて・・・、そんなこと言っていたらもう間に合いませんぞ!


とまあ、ちょっとばかり厳しいことを言って、みなさまを「ドキッ」とさせて。
はい、今日の問題提起はおしまいです。
本当に「魂の栄養」は何だとお思いか?
それを与えてこそ、魂の成長があるのです。
栄養不良の魂は、決して満足できる霊界に行くことはありません。
さあ、この謎を解いて、日々を鍛練してくださいませ~。
ヒントはね、時々私がいう「霞を食う」という行為です。
一汁一菜より、次に食する?「霞(かすみ)」こそ、最大の栄養素なのですから・・・。
分かった方は、私と一緒に今日の献立は「かすみ」といきましょうか・・・?。


(8月はなにかと野暮用が多く、東京にいない日が多いとおもわれます。
 夏休みならぬ、ブログの休みを頂きながら、書ける日をもってご容赦いただきますね。
 みなさまの広いお心に感謝しつつ・・・)