『マダム・ジョーカー』 名香智子著 双葉社9巻続刊
名香先生の新刊です。
名香先生といえば、かの不朽の名作『パートナー』ですよね。
社交ダンス漫画の、金字塔!
子供の頃読んで、社交ダンスって、大人の世界のものなんだなぁ、と思っていたのですが、多分それは名香先生の漫画だったからだ、と後に大人になって読み返して知りました(笑)
素敵な漫画ですよー、文庫で出てますので、未読の方は是非!!
しかし、名香先生の作品は、全てどれもかれもが、こうなんともいえないハイソな雰囲気が常に漂っています。
『パートナー』を読んだときも、『パール・パーティ』を読んだときも、そう感じました。
我々の知っている普段の『日常』がない。
どこか貴族的(?)な、少し遠い感じの世界観があります。
優雅で排他的で・・・。
それでいて、エネルギーに溢れていて。
不思議です。
また、主人公はお金持ち多いしね(笑)
でも嫌味がないところが、いいんです。
ゴージャス、というわけではない。
お金がばら撒かれるわけじゃない、けれど言動が全てにおいて、『品』がある。
そうだ、『品がある』んですよ!!
だから、嫌味にもならないし、下品にも思わないんだ。
さて、このお話は、美貌、財産、やさしい夫、二人の可愛い子供達をもつ、ゴージャス・マダム『月光寺蘭子』さんが主人公です。
家族を含め、出てくる人たち皆、こう個性の強いキャラばっかりなんですが、どーも憎めない(笑)
そんな人たちと蘭子さんが、繰り広げるちょっとした事件簿、という感じでしょうか。(ミステリーな部分も多少あり)
蘭子さんの、ちょっと天然だけれど、明るくてパワフルなところが魅力的です。
私が個人的に好きなのは、蘭子さんにライバル意識を持っている『藤原貴子』さん。
いやー見栄っ張りな美女ですが(お金なくて、ガス止めれたりね:苦笑)
この方のお嬢さん『百合子』ちゃんが、とっても可愛くて、性格の良い子。
旧家のお嬢様の母・貴子さんに振り回されて、苦労性な百合子ちゃんですが、蘭子さんの息子・十蘭と出会ってからは、生活がかなり改善されて、苦労も減ったようです。
良かった。
蘭子さんの義母で、旦那様の実母・蔦さんも、またカッコイイ!!
粋なおねーさんだったんだろうなー、と想像がつきます。
出てくる人たちは、本当に皆さん魅力的。
この話は、短編形式なんですが、全てにおいてちょっとしたミステリーがあります。
ぽっと、ふいに現れる。
それが、あー成る程ね、と今まで明かされていなかった登場人物の謎な部分を、読者にわからせてくれます。
コメディーのようで、ミステリーのようで、少しだけホラー(?)のような、様々なジャンルを上手く纏めて、描かれています。
中々続きが出ないのが、ちょっと残念・・・。
名香先生の新刊です。
名香先生といえば、かの不朽の名作『パートナー』ですよね。
社交ダンス漫画の、金字塔!
子供の頃読んで、社交ダンスって、大人の世界のものなんだなぁ、と思っていたのですが、多分それは名香先生の漫画だったからだ、と後に大人になって読み返して知りました(笑)
素敵な漫画ですよー、文庫で出てますので、未読の方は是非!!
しかし、名香先生の作品は、全てどれもかれもが、こうなんともいえないハイソな雰囲気が常に漂っています。
『パートナー』を読んだときも、『パール・パーティ』を読んだときも、そう感じました。
我々の知っている普段の『日常』がない。
どこか貴族的(?)な、少し遠い感じの世界観があります。
優雅で排他的で・・・。
それでいて、エネルギーに溢れていて。
不思議です。
また、主人公はお金持ち多いしね(笑)
でも嫌味がないところが、いいんです。
ゴージャス、というわけではない。
お金がばら撒かれるわけじゃない、けれど言動が全てにおいて、『品』がある。
そうだ、『品がある』んですよ!!
だから、嫌味にもならないし、下品にも思わないんだ。
さて、このお話は、美貌、財産、やさしい夫、二人の可愛い子供達をもつ、ゴージャス・マダム『月光寺蘭子』さんが主人公です。
家族を含め、出てくる人たち皆、こう個性の強いキャラばっかりなんですが、どーも憎めない(笑)
そんな人たちと蘭子さんが、繰り広げるちょっとした事件簿、という感じでしょうか。(ミステリーな部分も多少あり)
蘭子さんの、ちょっと天然だけれど、明るくてパワフルなところが魅力的です。
私が個人的に好きなのは、蘭子さんにライバル意識を持っている『藤原貴子』さん。
いやー見栄っ張りな美女ですが(お金なくて、ガス止めれたりね:苦笑)
この方のお嬢さん『百合子』ちゃんが、とっても可愛くて、性格の良い子。
旧家のお嬢様の母・貴子さんに振り回されて、苦労性な百合子ちゃんですが、蘭子さんの息子・十蘭と出会ってからは、生活がかなり改善されて、苦労も減ったようです。
良かった。
蘭子さんの義母で、旦那様の実母・蔦さんも、またカッコイイ!!
粋なおねーさんだったんだろうなー、と想像がつきます。
出てくる人たちは、本当に皆さん魅力的。
この話は、短編形式なんですが、全てにおいてちょっとしたミステリーがあります。
ぽっと、ふいに現れる。
それが、あー成る程ね、と今まで明かされていなかった登場人物の謎な部分を、読者にわからせてくれます。
コメディーのようで、ミステリーのようで、少しだけホラー(?)のような、様々なジャンルを上手く纏めて、描かれています。
中々続きが出ないのが、ちょっと残念・・・。
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