ヒッキーはつむじ風!!

ヒッキーが観て気に入った映画を、ブログで紹介します。

「キャピタリズム~マネーは踊る~」

2009-12-19 05:03:47 | Weblog
                    「キャピタリズム~マネーは踊る~」
TOHOシネマズ・シャンテにて。
監督・脚本・出演 マイケル・ムーア

マイケル・ムーアがアメリカの経済・金融、そして“資本主義”について物申した力作であります。

私自身、経済学とか金融のシステムなどには全く疎い輩ではありますが、そんな私にもこの映画は解りやすく(時折出て来る金融業界の専門用語は別として)、とても丁寧に作られているなぁ、と感じました。

ネタバレあります!
2008年のリーマン・ショックが引き金となり、世界経済は“100年に一度”と言われる同時不況に陥りました。

この映画では、アメリカの大多数の労働者たちが、いかにして1%の富裕層に搾取されているか、そのアメリカ“資本主義”のからくりをマイケル・ムーアが解明してくれます。
少々字幕と映像の追っかけっこで難儀しますが、理路整然と説明してくれますので。怒りを込めて(笑)!

仕事を奪われ、それだけでなく持ち家まで強制退去させられる労働者の現実・・。

知らぬうちに企業側が従業員に掛ける「くたばった農民保険」・・受取人は企業なのです!つまり「従業員は死んでくれてOK」というようなものです!

この他にもデリバティブ(金融派生商品)の恐ろしさ・・。

1%の富裕層は、真綿で首を絞めるように一般民衆からマネーを搾取してゆくのです・・。おいそれとは解けないようなデリバティブを考え出して・・。

実は私、とあるシーンで感極まって涙してしまいました(T_T)。
マイケル・ムーア物って、基本ドキュメンタリーなので、男泣きですわ!

capitalism(資本主義)を支持しないというと、とたんに(社会主義が好きなのね)となってしまいがちな米国民・・(日本も例外ではないですな)。
時は21世紀、新しい理念が求められていると、ムーアは語っています・・。

マイケル・ムーアの果敢なる勇気とユーモアに拍手を送りたい気持ちです!
私はあまり「この作品は必見!」とか書かないんですけど・・。
この「キャピタリズム~マネーは踊る~」は是非観ていただきたいですね!DVDになってからでもいいので・・・必見です(笑)!


ひきばっち的満足度★★★★☆












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2 コメント

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ひきぱっちさんへ♪ (mezzotint)
2010-01-15 20:06:49
今晩は☆彡
TB&コメントありがとうございました。
それにしてもあまりにも大きな格差!
お金持ちのマネーゲームで末端の人たち
があんな目に遭うなんて酷いですよね。
アメリカという国は本当に無茶苦茶な気が
します。それでも皆我慢していたようで。
恐ろしいとしか言えませんわ。
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mezzotintさん こんばんは♪ (ひきばっち)
2010-01-15 22:07:16
アメリカ的資本主義(勿論日本もそれに準じているのですが)が行き着いた先は、余りにも酷い貧富の格差社会なのですね・・(T_T)。
“チャンスの国、アメリカ”“アメリカン・ドリーム”
映画「ロッキー」(1976年)の中で使われていた言葉です・・。
ちょうど政権はカーター大統領の時でした。
この頃が、アメリカン・ドリームが実現出来た
最後の時期だったのでしょうね・・。
「We can change!」期待したいです!!
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