ヒッキーはつむじ風!!

ヒッキーが観て気に入った映画を、ブログで紹介します。

「3時10分、決断のとき」

2009-12-25 16:31:00 | Weblog
                        「3時10分、決断のとき」
池袋・新文芸坐にて。
監督・ジェームズ・マンゴールド
原作・エルモア・レナード

8月公開時に見逃してしまったので、文芸坐での上映を楽しみにしていました。
観てよかった!!
男泣きでした(T_T)/~~。

聞くところによると、8月公開時も上映する映画館がそれほど多くなかったとか・・。
しかも、この映画は2007年の作品ですから、日本で公開になるまでに結構時間があったのですな。
一般的に“西部劇は女性に受けが悪い”からなのでせうか・・??

たしかに、ストーリーの中盤までは「この映画どこが見せ場なんだろう??」と思うくらい淡々と話がすすんでゆきます・・。

私は大のラッセル・クロウファンなのですが、彼が悪役を演じているので、予備知識ゼロで観にいった私は「どこに感情移入していいか判らない」といった感じでしたが・・。

ネタバレになっちゃうので、詳しくは書きませんが、
映画を最後まで観終わった時、“男の誇り”を賭けたこの映画に涙し、「ラッセル・クロウ、クリスチャン・ベイルよ、有難う(T_T)/~~」と心中で拍手を送ったのでした。

クロウの悪役ぶりもさるものながら、南北戦争で片足を失った父親を演じたクリスチャン・ベイルが出色の演技でした!
そしてそんな父親を軽蔑の目で見ていた息子ウィリアム(ローガン・ラーマン)・・。
彼の父親を見る気持ちの移り変わりが、観ている観客の気持ちとなってラストに突入するのですな。

音楽がとてもよくて、ラストのシークエンスで流れる曲は、まさに“男のプライドを賭けた”シーンを“壮絶に”描くことに無くてはならないものになっています。

ラスト5分、泣きっぱなしでした(T_T)/~~。
“男に生まれてよかったな”なんて、ひっっっさしぶりに思いました・・。


ひきばっち的満足度★★★★☆



最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは (なな)
2009-12-25 20:42:27
男性は女性よりハマること請け合いの作品ですよね。
私は泣きませんでしたが
この作品はほんと大好きです。
わたしもどんなに太ってても
ラッセル・クロウ大好きなんですが
やはり太ってないクロウは嬉しかったです。
ベイルも,彼の息子もとってもよかったですね。
返信する
こんちゃ~^^ (KLY)
2009-12-25 21:35:27
色んなブロガーさんと話しても、一概には言えないものの、男性の受けが良さげです。というか女性は最初から西部劇が苦手な方が案外多いのにちと驚きです。^^;
ラッセルとベイルに関してはもう言うことなしですね。いっつも喰われ気味のベイルも今回はしっかりラッセルとかみ合ってたし。^^

何気にローガン・ラーマン君に注目しています。来春公開の「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 盗まれた雷撃」では遂に主演。先日予告編を観ましたがかなり楽しみだったり♪
返信する
こんばんは^^ (ひろちゃん)
2009-12-26 02:39:48
ひきばっちさんんも男泣きでしたか!私は女ですが、男泣きでした(笑)
ラッセルは苦手(演技は上手いとは思っていますが)とか言いながら、グラディエーター、
LAコンフィデンシャル(大好き~♪)
他多数観ています。最近太り気味のラッセル
でしたが、今回は、めちゃカッコよかったです。私は女性ですがこの作品は満点にしましたよ(笑)大好きな作品です!私も観てよかったって思いました。
ひきばっちさんはストーリー中盤まではイマイチでした?私は最初から、お気に入りでしたよん(笑)

PS.スティングベスト5に入るとのことで
嬉しいです♪舞台とは凄い!ひきばっちさんは
どの役だったのかな?(笑)
まさかのレッドフォード(*_*)(笑)
返信する
侠気 (メル)
2009-12-26 18:22:59
ひきばっちさん、こんばんは~♪^^

うんうん、わかります、男泣き、涙腺スイッチオンな気持ち。
男の世界でしたもんねぇ。侠気たっぶりの映画でしたから、ある種任侠映画に通じるものがあったりもしたし、良く出来た映画でしたよね。

ピーター・フォンダを久々に見ることが出来て嬉しかったんですが、彼のあの立ち直りの早さには、ちょっといくらなんでも・・と白けた部分があったんですが(^_^;)
ラッセル・クロウ演じるベン・ウェイドのかっこよさに徐々に惹かれ、ラストの男二人の心の通じ合うシーンと台詞で、そこも帳消しでした^^
返信する
ななさん こんにちは♪ (ひきばっち)
2009-12-26 19:41:14
なにか、歳を重ねていくほどに、涙腺がゆるく
なってしまっていけません(笑)

男は(ってオレだけだったりして)単純な生き物ですな。
ある1つのセリフがきっかけで、涙が出るとです。
ラッセル、クリスチャン、そして息子役のローガン・ラーマン君、いずれも劣らぬ“ますらをぶり”でした!
またリバイバル上映されたら万障繰り合わせても観に行きたいです(^^♪!
返信する
KLYさん こんにちは♪ (ひきばっち)
2009-12-26 19:58:30
やはり、銃の撃ち合いで人がバタバタ死んで
ゆくのが、女性にはなかなか受け入れられない
のでしょうかね・・。
リアルな戦争物も女性は苦手な方が多いですな・・。
昔、「プライベート・ライアン」を連れの女性と観たのですが、観終わって
「もう二度と見たくない、こんなの!!」
と、言われたことがあります(T_T)/。

>何気にローガン・ラーマン君に注目していま す
なるほど~!「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」ですな!
チェックしておきますー(^^♪!


返信する
ひろちゃんさん こんにちは♪ (ひきばっち)
2009-12-26 20:39:52
泣けちゃいましたね~(T_T)/。

私、ラッセル・クロウの出ている作品で、
いままで“ハズレ”って思ったのはないんですよ~・・!(1番好きな役は「ビューティフル・マインド」の数学者かなぁ・・)

なので、本作も期待して観に行ったのですが、
さすがクロウ、期待にこたえてくれました(^^♪
クリスチャン・ベイルも存在感抜群で、クロウに引けをとっていませんでした!

文芸坐でこの作品を観ていたオジサンたちの目にも、涙があったように見受けられました・・。

P.S.「スティング」の舞台は、私は監督だったので、客席の中央にある「音声・音楽」のデッキと格闘しておりました。
舞台上にはほとんど乗っておりません(笑)!

ただ、大きな「厚生会館」を借り切って催される“演劇祭”なので、素人の我々の生の声ではお客さんに聴こえないため、
“セリフ”は前もってカセットテープに録音したものをデッキで再生して、スピーカーから聴こえるようにする、という方法をとっていました。
何を隠そう、ポール・ニューマンのセリフを担当したのは、わたしです(笑)!
「古き良き時代ってやつさ・・」
とか言ってましたよ(笑)!!

返信する
メルさん こんにちは♪ (ひきばっち)
2009-12-26 21:04:52
あのセリフでグッときてしまうのは
私自身、「誇れるものが無い」からでしょうね~。
だからベイル演ずるダンの言葉が身に沁みるように感じられたのだと思います。

また、その言葉を意気に感じるベンの心境の変化を、クロウがうまく表現していましたね・・。

そこに音楽がかぶさってラスト5分の銃撃戦・・。
“西部劇とはかくありなん”
まさに“男心に男が惚れて”・・
名月赤城山の世界でした・・(笑)

P.S.確かにピーター・フォンダの回復は速すぎますよね(笑)
腹を撃たれて、あれはないだろう、という感じでした(^^♪。
返信する

コメントを投稿