金沢市の『慢性腰痛』専門 整体院 樹〜悩める治療家のあなたへ〜

勤務柔整師が整体院を独立開業。
現在R5年 開業8年目の悩み

頸椎の基礎構造を知らずに、頚の痛みを治せると本気で思っているのですか?

2015-12-21 22:48:19 | 頸椎
重要な警告です。



何事にも基礎が肝心な事は言うまでもありませんが、、、



その事をあなたは本当に理解しているのでしょうか。。。



今こそ基礎を見つめなおすときです。











どうも(^_^)



私は普段はけっこうラフな格好をしているのですが、、、



簡単に言うと、スウェットやスタジャンみたいな。。。(;´Д`)



もういい年になるんだし、普段の着るものにも意識して行かねばならないと感じています。



なぜかって。。。



嫁さんがその服装では一緒に歩くのを拒否されたからです(T_T)笑



嫁さんの命令には逆らえない男です。。。(´・ω・`)











さて、今回から頸椎の事を勉強して行こうと思っています。



頸部の痛みを抱える患者さんも多いですよね。



しかし、今回は難しい事よりも、初心に戻って頸椎の構造から勉強して行きます。



なぜか???



私がおろそかにしていた部分だからです(;´Д`)



では、やって行きます!








頸椎の構造、運動は7つの椎骨と頭蓋により行われます。



頸椎は、、、



上部頸椎    C1、C2

下部頸椎    C3~C7


に分けられます。



運動は、前屈、後屈、回旋、側屈となります。




ここまでは大丈夫でしょう(^^♪



頸椎の運動でのポイントは、、、



頸椎は構造上、ROM制限がかかりやすく、そのROMの不足分を補い、複合運動をなすということです。



例を挙げると、頸椎の右回旋には右側屈も付随して起こります。






さあ、そして頸椎最大の特徴は、、、



胸椎、腰椎とは違い両面の椎体縁がせりあがっている所です!



ここで形成される関節を、、、



ルシュカ関節(鉤状関節)と言います。






なんか懐かしい名前が出てきました(*´ω`*)



完全に忘れていました。。。





この関節構造のおかげで、側方への運動を制限し、横突孔を通る椎骨動脈や神経を保護しているのです。



側屈だけでなく、前屈後屈、回旋を誘導するように働き各運動の安定性を保つ役割を担っているんです。





そして、棘突起にも特徴がある事を忘れてはいけません。



頸椎の棘突起は二股に分かれているのです。





これは、頚の後屈時に骨性の制限因子として働くために都合がいい形になっているんです。





そして、靭帯ですが、、、






前方の前縦靭帯。



椎体の後方の後縦靭帯。ここはOPLLで有名な靭帯ですね。



そして黄色靭帯、棘上靭帯が変化した項靭帯があります。



黄色靭帯は、椎弓の後方で上下の椎骨をつないでいて、主に前屈を制限します。色が黄色の為この名前がつき、非常に分厚くて強靭な靭帯です。



OYLとしても有名ですが、これは頸椎より胸椎に起こりやすいようです。



そして項靭帯が頸椎の連結を強固にし、前屈を制限しています。







今回はここまでにします。



次回も続けていきます。



勉強熱心な先生方。



お身体に気を付けてお過ごしください。







おわり