金沢市の『慢性腰痛』専門 整体院 樹〜悩める治療家のあなたへ〜

勤務柔整師が整体院を独立開業。
現在R5年 開業8年目の悩み

あなたは本当に肩の痛みを良くしたいのですか?~棘下筋、小円筋~

2015-12-08 22:10:32 | 肩関節
棚の上のものが取れない。。。



肩を挙げたくても、痛くて挙げれない、、、



そんな患者さんを救ってあげたい!!



私はそう思います。あなたはどうですか???









どうも(^_^)



今日も、昨日に引き続き嫁さんのご機嫌がいいです(*´ω`*)



平和な我が家が続くといいな。。。



今日もビールがうまい!!!



自称、平和を愛する男です(*´▽`*)








さて、今回も肩関節シリーズを続けて行きたいと思います。



一言に「肩が痛くて挙がらない」と言っても様々な原因が考えられますが、、、



今回も臨床でよく遭遇するタイプの肩の障害について勉強して行きたいと思います。



まあ、ザックリ言うと「五十肩」「肩関節周囲炎」です。



だいたい、この診断名をドクターから頂戴してリハビリに来ます。。。






まず、肩関節が肩の挙上、、、すなわち肩関節の屈曲ですね。







これが起こるときのメカニズムから考えて行きましょう!



少し難しいお話になりますが、、、



肩甲上腕関節の屈曲運動が行われるとき、その、関節内運動は、構成運動として、上腕骨頭凸の法則による、



骨頭のすべり+軸回転



によって行われます。








屈曲90度までは、、、



背尾側へのすべり+軸回転





屈曲90度~150度までは、、、



腹尾側へのすべり+軸回転





屈曲150度~180度までは、、、



頭腹側すべり+軸回転








この関節内運動が行われます(;´Д`)



そして、屈曲運動には骨の内旋が付随して起こります。



内旋が行われることにより、円滑な肩関節の屈曲が行われるのです。




この事を、まずは覚えて起きましょう。




さあ、そして、題名にもあった、棘下筋、小円筋の緊張がもたらす肩の弊害について勉強して行きたいと思います。






この二つのカフ筋の作用は、、、外旋です。。。



感のいいあなたならもうお分かりかとは思いますが、、、(´艸`*)



棘下筋、小円筋が短縮してしまう、または過緊張の状態になってしまうと、、、



屈曲の運動に対して、とても都合が悪いのです。。。






屈曲に付随する内旋が行われない、又は、過緊張により、骨頭の背側へのすべりを阻害してしまうのです。



つまり、骨頭のすべりをとーせんぼしてしまうのです。



これにより、前方でのインピンジメントが起こり、肩屈曲時の疼痛として現れるのです。



肩前方が痛いからと言って前側ばかりアプローチしていてもダメだと言う事ですよ。



こんなケースの肩関節周囲炎もあると言う事ですね(^^)



背側の棘下筋、小円筋をリリースしなきゃ。。。



更に言うと、その棘下筋、小円筋の過緊張は、他の部位からの影響でそうなっている事もあります。



つまり、棘下筋、小円筋をリリースするだけでも、ダメなケースもあるんです。



今回はそこには詳しくは触れませんが、、、



まさに、「疼痛治療において痛い所に原因は無い」




これですね!!!Σ(゜Д゜)




今回は以上です。



読んで頂いた勉強熱心な先生。



有難うございます(*´ω`*)



また次回。






おわり