大府市議会議員 たかばとくこ の日々

2007年、政治の素人が議会に飛び込んでみました。

名古屋市千種区訪問、地域委員会と民間学童保育を視察

2010-07-27 23:31:06 | 未分類
名古屋市の地域委員会、モデル8地区のうちの、最も「市民自治の王道に近い」取り組みをしている、千種区田代学区の、地域の話し合いの場を傍聴させていただきました。
場所は休業日のカフェ、店主の方が協力する意思を持って会場を提供してくださったらしい。くつろげる雰囲気の中、地域マップ実行委員会のみなさんが集まっていました。
田代学区地域委員会は、今年度事業のひとつに「地域マップ作り」を掲げ、概算で市に事業計画と予算を提出、6月議会で地域委員会モデル地区の予算が「補正予算」として提案され、可決となりました。
地域委員会というシステムが、初の試みで、公金の使い道を地域住民が自分達で決め、公平性と公益性を持ってより多くの地域住民の参加と理解を得ながら事業を行うということの、制度の理解をすることから始めないといけないのに、その初年度である今年は実質7月から年度末までで事業を終えないといけないという厳しいものです。
話し合いの姿は、牽制しあって発言のない場ではなく、みなさん積極的に発言。むしろ一定の方向性で結論を出して行くことが非常に難しいとも窺えました。
実行委員会の会議の膨張の後、数名の委員さんと一緒にランチ。そこではいろいろな、事業や地域に対する思い、社会に対して思う課題などをお聞きすることができました。

午後は、近くの民設民営の学童保育所を拝見。
夏休みで子ども達がたくさん居て、子ども達と接するだけでも重労働な現場に入れていただき、簡単な手作り作業を申し訳程度にお手伝いしながら、少しお話を聞きました。(子どもたちを保育している時間帯は、立ち入ってこまごまとお聞きしたり答えたりする時間には当てられない。当然です)
民設民営の学童保育。公設公営の放課後児童クラブ。財源、公費負担率、それぞれの保育環境に運営体制。上っ面だけで安易に議会で取り上げられない深さをずっと感じてきました。公設j公営がなかった頃と今とは役割が違ってきていて、現状の方が色々な面での役割を負っているように思われます。
大府市内の事例だけでなく、名古屋市内で最も古い(歴史ある)民設民営の現場を見て、改めて、問題提起するなら腰を据えてやらないといけないなぁ、と重さを感じました。


その後、改めて千種区役所を訪問し、地域委員会の行政側の担当者の苦悩も垣間見ました。
猛暑の中、千種区を歩いて周り、くたびれましたがいろいろな収穫となりました。




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