大府市議会議員 たかばとくこ の日々

2007年、政治の素人が議会に飛び込んでみました。

議案ヒアリング/土地開発公社

2010-06-03 23:57:00 | 未分類
議案ヒヤリングのため担当課を訪問。
こまごまと聞いていくと、議員になって4年目にもなってまだ不勉強なことがいろいろあることに気づかされます。恥ずかしいことでもありますが、そこでわかったふりをしては解らないことを上書きするだけですから、わかるまで聞きます。そうしたやりとりの中で、私の考えもお伝えしていきます。
丁寧に応対していただきました。ありがとうございます。

毎年6月議会には、土地開発公社の決算報告があります。
必要とする公共用の土地を、市の年間予算で土地を購入する以外に、この公社で購入するということが多々あります。市の年間予算で購入する場合は、予算の時点で議会に承認を得ますし、高額な購入になる場合には契約前にもう一度議会に問われます。つまり、「こういう目的で公共用地が必要で、こういう予算で買いたいけどいいですか」と市民の代表に確認してから買うわけです。しかし、この公社で購入するときには、議会の議決なしで購入することができます。
しかし、相談なく買った土地でありながら、いったん公社が買ってしまった土地は、必ず市が公社から買い取らねばなりません。公社が事業をすることはできないし、(通例として)公社が自分の判断で土地を一般に売ってしまうことができないからです。
また、公社は土地を買う資金を持っているわけではなく、全て市が保証人になった借金で買います。借金には金利がつきますから、市は、当初の購入価格+金利 のそのものの金額で買い取らねばならないのです。
ざっくり言ってしまえば、公社が土地を買った借金は、金利も含めすべて「市の借金」。
公社が土地を買った時点で、後払いにしているだけのことでいずれ市が払わなければいけないお金になるわけです。(私の感覚的には、買掛金、掛けで買ったようなものです。支払期日が来れば現金や預金から支払いお金が出ていき、土地という資産になる)
このなんとも見えにくいバイパス購入を、もう止めて土地開発公社を無くしてしまった市もあるのですが、大府市は過去数年の景況の良かったときに、土地開発公社を無くすことをしませんでした。

一般会計・特別会計のように、決算や予算で議員に可否を問われることのない「土地開発公社」ですが、しっかり監視をしていないといけないと思っています。



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