大府市議会議員 たかばとくこ の日々

2007年、政治の素人が議会に飛び込んでみました。

新しい公共をつくる市民キャビネット

2010-06-24 23:57:33 | 未分類
さて、22日の日記に書いたとおり、「あたらしい『新しい公共』円卓会議PURC」に楽しく参加しています。
今日は、PURCの記者発表があり、Ustreemでリアルタイム動画配信があるのでPC画面に貼り付いていました。
記者発表の模様を見ながら、コメントを入れてみたり。

その配信動画の下に「新しい公共をつくる市民キャビネット政策フォーラム」の動画があって、これが気になって気になって。
PURC記者発表のUst中継が終わってすぐに、そのまま視聴しました。
市民キャビネットの共同代表の福島浩彦氏は、内閣府の新しい公共円卓会議のメンバーであり、刷新会議の事業仕分けの仕分け人でもあり、
千葉県我孫子市で若くして市議になり市長となり、改革派首長として名を馳せたお方。
私は、地方政治において、最もリスペクトしているひとりです。

新しい公共をつくる市民キャビネット事務局のHP
http://shimin-cabinet.net/
新しい公共をつくる市民キャビネットのオフィシャルサイト
http://shimin-cabinet.jp/

さて、その動画。2010年6月17日、霞ヶ関ナレッジスクエアで行われた政策フォーラムの模様でした。
共同代表の福嶋浩彦氏が、新しい公共について、この市民キャビネットでしようとしている提案について語っています。いろいろキーワードになることが散りばめられているので、書き起こしてみました。
以下、福嶋氏の談。

新しい公共宣言、国民に訴え、企業に訴え、そして政府に訴える、ということが中身になっている。
公共の分野を担う市民の主体を作っていく、市民セクターを作っていくということ、つまり地域社会を変えていくということと、
企業が社会責任を果たしていく市場に変えていくということ、
そして、ちゃんと国民の意思に基づいて動く政府、国民の利益を実現する政府に変えていく

この、市民、企業、政府の3つの間を変えていこう、関係性も変えていこう。(関係性までの)4つを変えて、新しい公共を生み出すんだ、という考え方に立って新しい公共宣言は出された、と理解している
それを実行していく上で、私達一人ひとりがそれぞれの場で、自分の持ち場を変えていくということが一番の基本になる。市民キャビネットとして提言をする一番の柱として関係性を変えていく、特に民と官の関係性を変えていくというところに着目をして日本版コンパクトの提言をしていきたい
関係性を変えるためには、関係性だけを取り上げていてもしょうがない。民自身が変わる、官自身が変わるということも含めてじゃないと関係性は変わらないので、そういう意味でも関係性を変えるということを第一番にする意味がある。
今、民と官の関係性の課題は多い。
中央政府(国)では独占的な排他的な民(公益法人)がいて、そういう「官製の民」が過大コストで仕事をしていて、しかも他の民が入っていけないという状況がある。一方、地方政府(自治体)ではNPOや企業は、安上がりに公共サービスをやってくれる団体と見なして、行政のコストを下げる発想でアウトソーシング。
そういう関係性、構造を変えないといけない。下請けの構造を変えずに、下請けの量だけ増やしてもちっとも新しい公共ではない。どうも、官の側は下請けに出す量を増やす口実に新しい公共という言葉を使っている、という姿がなくもない。そういう関係性を変えていくことは非常に大事。
そこで、イギリスの先進的な例であるコンパクトの日本版、日本版コンパクトを提案する。
政府と市民セクターの包括的な契約、連携をしていくうえでの包括的な関係を定める契約をむすんだらいいのではないか、という提案である。円卓会議の宣言につけられている新しい公共の具体的なイメージのなかに、公共サービスのイノベーションというところに、政府と市民セクターは、自らの責務と姿勢を明らかにする協定をむすび、新しい関係を構築することが求められている、というふうに書かれている。
例として愛知県の協働ルールブックがある。お互いの果たすべき責任、お互いの課題というものをお互いが約束する協定を、お互いが署名して発効させる。こうしたものを政府と市民セクターがやっていけたらいいのではないか。
(そのための具体的な筋道をこのキャビネットでつけていく、等の談。以下略)

福嶋氏の発言要旨ここまで

もひとつ、あたらしい「新しい公共」円卓会議PURCのキーワードである「裸踊り」。これについて、この政策フォーラムでも話題になっていました。
動画の39分50秒ごろから、
内閣府大臣官房 泉健太政務官が発言の中で触れています。要旨以下。

裸踊りと言われる、ムーブメントが起こっていく動画を見た。
自分が思うに裸で最初に踊ったのは鳩山氏ではない
。もしかしたら鳩山氏は最初のフォロワーではないか。
現場でこじ開けてきた人たちが最初の踊り手で、鳩山氏は最初のフォロワーとして、いままで政府の中で踊る人が居なかった中で制度を仲介したことで、みんなが一斉に踊れるようになってきたんじゃないのかな


泉氏要旨ここまで

ツイッターで何回かに分けて発信しましたが(フォーラムの場で福嶋氏が発言した内容であることを書き添えています)ここにまとめておきます。
自分にも覚書のために。