Smoke will be with me!

cigar, cigarette, pipe tobacco等、タバコと私の濃密な時間

Full Virginia Flake (Samuel Garwith)

2006-05-27 | My tobacco reviews
 頂き物のFlake Cut(W. O. Larsen)を吸ってから思ったこと、それは…やはりヴァージニアは旨いということ。これがまず一つ。そしてフレークというのはタバコの風味、そして味を閉じこめておくには最適な方法なのでは?というのが二つ目。この二つが組み合わさった時、きっとそれは最強のパイプタバコになる。そんな気がしたのだ。となれば香り付けをしていないヴァージニアのフレーク、つまりFull Virginia Flakeを試さないわけにはいかないだろう。
 
 缶を開けると甘い、イイ香りがする。絶対旨い、そう思える香りだ。期待に胸を膨らませながらジャーに移し、吸う時に必要な分だけ揉み解す…手に触れた時の湿り具合がイイ。タバコはしっかりとプレスされているらしくなかなかほぐれない。とにかく揉み、揉み、揉みまくり、大きめの鼻くそを三つほど作る。その三つをバラバラにしてパイプに詰める…(何通りかほぐし方を変えてみたが、この方法が一番旨い気がした。)
 
 タバコとしてはそれほど強くないように思う。中ぐらいではないだろうか?肺喫煙もOKの程よい強さ。そのタバコ感の中にほのかな甘さが感じられて心地よい。これと言って飛び抜けた何かがあるわけではないが…旨い。朝でも昼でも、空腹でも満腹でも飽きの来ない旨さである。味わいはシガレットに似ているので、シガレット派がすんなり受け入れることが出来そう…ただし、ちょっと強く吸うと(吹くと)すぐに焦げるので火加減、さじ加減が難しい。
 
 このタバコ、面白いことに最初から最後まで味がそれほど変化しない。そしてパイプを変えても(と言っても2本しか無いのだが・笑)味が変わらない気がした。邪魔にならない強さと飽きの来ない旨味、更にどのパイプでもイケる(いや、こう言い切るにはデータ不足だが…)。これはまさにパイプを銜えっぱなしの人にはピッタリのタバコではないだろうか。
 
 出来れば切らしたくない、常備しておきたいタバコ…
かなり気に入った。個人的にはかなり上位にランキングされている。

 *少し補足…
実は一缶吸い切る間に一度だけ、たった一度だけ…唸るほど旨かったことがあった。飛び抜けたところの無いタバコと先に述べたが、私はまだまだこのタバコの良さを引き出せてないということなのだな(笑)