Smoke will be with me!

cigar, cigarette, pipe tobacco等、タバコと私の濃密な時間

Old Morris Tobacconist Ltd

2006-09-19 | pipe
 このタバコ屋の存在は前から知っていたが、Vancouverからフェリーで渡ったVancouver Island、Victoriaにあるためなかなか訪れる機会がなかった。* 一度だけ行った事があるが、その時はcigarもpipeも知らなかった頃の事で、古くて恰好良い店というそれだけの印象しか残っていない
 
 これまで何度かお伝えしているようにカナダのタバコは高い。それはcigarであってもpipe tobaccoであってもcigarettであっても同じだ。だからどうしてもここで買おうという気になれないのだが、その店でなければ売っていない物がある。それがハウスブレンドだ。
 
 カナダにあるショップの多くがそうであるように、このOld MorrisもCuban cigarを豊富に揃えているが、侮れないのがpipe tobaccoの品ぞろえ。実にたくさんのオリジナルブレンドがあるのだ。50gでCD$25前後(+6% Tax)とお値段は張る。しかそ、もしそれが自分のお気に入りならば目くじらをたてるほどのことでもないだろう、何しろそこでしか手に入らないのだから。
 
 ここまでハウスブレンドを揃えている店は、カナダでは珍しいのではないだろうか。少なくともVancouverでは見た事がない。その謎を解く鍵は店の歴史にある、と私は思う。
 
 実はこのOld Morrisの創業は1892年。
日本であれば創業100年などという店はそこらじゅうに転がっているが、アメリカよりも短いカナダの歴史を考えれば、これはもう老舗の中の老舗。British Columbiaの州都が置かれているVictoriaは今もなお、街にEnglandの雰囲気を漂わせている。きっと昔はパイプスモーカーで賑わったはず。そしてその頃は客の注文に応じてブレンドしていたのではないだろうか。ハウスブレンドはその名残りではないかと思うのだ。

 しかしそうは言ってもなかなか手を出せずにいた。もちろんWebから注文する事も出来るが、レビューも無い知らない葉に3,000円近く出し、しかも送料をかけて買うほどの勇気を私は持ち合わせていなかったのだ。

 ところがある時、一人のパイプスモーカーと話す機会があり、その男性が一番好きだというのがここのハウスブレンドだと知ったのだ。その葉の香りは間違いなく旨いと思わせるもので、買うならこれだと…
 
 観光で我が家に滞在していた義母と妻がVictoriaへ小旅行へ行くという。私がその機会を逃すはずが無いだろう。是非Victoria土産にと頼んだのがMorris Flake。

 混ぜ物無しの100%bright Virginia。この美しいフレークは例のパイプスモーカーが勧めてくれたハウスブレンドだ。

Old Morris Tobacconist Ltd
http://www.oldmorris.com/

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