Smoke will be with me!

cigar, cigarette, pipe tobacco等、タバコと私の濃密な時間

世界禁煙デー

2006-05-31 | tobacco
 誰が決めたか知らないが、5月最後の日は世界禁煙デー。タバコと自分についてじっくり考える日である、と私は考える。幸い今夜は妻も遅い。自分だけの夕食を楽しみ、ゆっくりとタバコを味わう事が出来る。そのためにはまず夕食のメニューを考えなければいけない。最高の嗜好品であるタバコには、それに相応しい食事、味わいを何倍にも増大させるメニューがあるからだ。

 その前に…腹が減っては戦は出来ぬ。
冷えたビールにポテトチップ、これで小腹を満たした後はパイプを手に庭へ行く。ジャーに入れたOrlikのGolden Slicedを指先でよくほぐし、数回に分けてパイプに詰める。表面に火を着け、タンパーで均し、再び着火。火が安定した所で、今夜のメニューだ。

 理想はステーキ。しかし、残念ながら今我が家にはステーキ肉がない。あるのは鶏の胸肉。他のメイン食材は冷凍庫の中。したがってこの鶏を何とかするしかない。皮付きではあるがもも肉と比べると肉の脂は少ない…まあ贅沢は言えないか。パイプを燻らせながら更に考える…別にサラダを作るのはもう面倒だ。となると煮込むかロースト、どちらにしてもオーブン料理だな。これなら付け合わせも一緒に出来る。

 肉の表面を強火で焼いている間に野菜を切り、肉が焼けたところでポテト、ニンジンをダッチオーブンに入れ、フタをしてオーブンに放り込む。味付けは塩とコショウでシンプルにし、香り付けにローズマリー。180度のオーブンで30分、放っておくのだが、お皿に何か緑が欲しいのでアスパラガスを残り10分の時点で加える。これでOK。余った時間に洗い物を済ませ、料理が出来るまで再び庭でパイプの続き…今度は料理の後のCigarを決めるのだ。いや、それにしてもこのタバコ、旨い。

 時間に縛られないように、見たいテレビはタイマー録画。インターネットラジオで好きな音楽を聴きながらゆったりした時間を過ごす。食事が終われば葉巻の時間である。選んだのはCohiba Siglo IV。限定版でも何でもないが…これはCubaで買った、私にとってはとっておき。これが今夜に相応しい。そしてお伴はMacallan。これぞ至福のひととき…

 結局いつもと変わらないんじゃない?きっと妻はそう言うだろう。そう、私はいつもタバコに対して真剣に向き合っている。毎日が世界禁煙デーだ。