
鹿島神宮 摂社 奥宮
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ひとりプチ旅~鹿島神宮③奥宮/5月24日(火曜日)
二之鳥居、楼門をくぐり拝殿にて参拝を済ませ、いよいよ奥宮へと進んで行く。
奥宮・要石・御手洗池・鹿園方面の案内柱/奥参道は天然記念物に指定されている「鹿島神宮の森」
杉木立が一層高く密になっている。それなのに何故か清々しく、光も差し込んでいる。
伐採や剪定がきちんとされているのだろう。
それとも神様のせい?…何故かそんな感じもしないでもない。
その木漏れ日の中を二羽(頭)の蝶がくるくるともつれあって回転しながら飛んでいた。(シジミ蝶だろうか?)
名前は分からないけれど先ず写真を撮ろうと蝶を追い、ここぞとばかりにスマホのシャッターを押したところ、
手を繋いだカップルも写してしまった。
「蝶を追っていて写してしまいました。すいません」と平謝り状態で謝ると、
男姓のかたが「いいです!かまいません!」とにこやかに言ってくれ、女性のかたも「仲が良い蝶さんたちなんですね!」と同じくにこやかに言ってくれた。
いい人達、仲の良いカップルで良かった。 蝶々とシンクロしている?
一期一会の方たちへ…「お幸せに~」と思う…
そうこうしているうちに【さざれ石/鎌足桜】という立て札のところへ・・・
【さざれ石】これは♪君が代は~♪の「さざれ石」らしい。
実に、長い年月を経て小石が固まって岩になり、苔がむしたという感じがする。
(さざれ石は写し損ない、お借りしました)ラビ―さん/写真AC
写真を探すうちに、さざれ石は京都の下賀茂神社にもあることを知った。(京都にも行きたいな~)
そして、案内板に一緒に書かれていた【鎌足桜】
藤原鎌足公が木更津の高蔵寺へ参拝した際に持参していた桜が根付き、株分けされたものだそうだ。
ちょっと暗く写ってしまったが右側の囲いが鹿園。
鹿園は鎌足桜とさざれ石のすぐ近くにあった。
神鹿(しんろく)さんたち、暑そうだった。
それにしても足が細い!「まるで折れそうな足だなぁ、鹿みたい」と私もよく言われたけれど…
遠くから写したため小さく、トリミングしたので神鹿さん少しボケている。
鹿島神宮周辺の森には、かつては多くの鹿が棲息しており、その歴史を伝える二ホンシカが飼育されています。
国譲り神話において、鹿の神である天迦久神(あめのかくのかみ)が、天照大御神の命を武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)に伝える重要な役割を担っていたことから、
現在でも鹿が神の使いとして大切にされています。※鹿島神宮ホームページより
そしてまた杉木立の道をしばし歩き、奥宮へ・・・分かれ道を右側ヘと進む。
奥宮
奥宮には武甕槌大神の荒御魂が祀られている。
現在の社殿は、慶長10年(1605)徳川家康が関ヶ原戦勝の御礼に現在の本殿の位置に本宮として奉納したものを、
その14年後に新たな社殿を建てるにあたりこの位置に遷してきたものです。※鹿島神宮ホームページより
奥宮の修復は昨年(令和3年)2月から始まったようで、今月(令和4年5月)始めに終わり、
修復後のヒノキの樹皮を使った伝統的な真新しい屋根を見ることができた。
屋根の修復は、奈良の宮大工さんによってふき替えられ、その作業風景は一般公開もされたようだ。
奥宮の参拝も済ませ、次に向かったのは香取神宮にもあった「要石(かなめいし)」
奥宮から、さらに奥へと歩いて行くと「大鯰の碑」が目の前にどお~んと!
これは、武甕槌大神が鯰を踏んでいる像と言われ、地震が起きないようにしているそうだ。
地震がナマズの暴れるせいなのか?分からないけれど、武甕槌大神様には是非とも頑張って、ずっ~と踏んでいて貰いたい。
大鯰の碑からまた少し歩くと【要石(かなめいし)】に到着
よく見ると、香取神宮の方はまるく凸だったけれど、これは凹、真ん中がくぼんでいた。
かつて徳川光圀公が家来に掘らせてみたけれど、7日掘っても掘り起こせず、しかも事故などが起き、掘るのをやめたという、
鯰を抑えている巨大な石なのだそうだ。鯰もどれだけ大きいのだろうか?
一茶の句碑があった。
【大地震にびくともせぬや松の花】一茶
そしてすぐそばに、芭蕉の句碑もあった。
【枯枝に鴉のとまりけり穐の暮】芭蕉
ここから先ほどの分岐点に戻り、今度は左側へと進み、御手洗池へ・・・
御手洗池(みたらしいけ)
1日に40万リットル以上の湧水があり、水底が一面見渡せるほど澄みわたった池です。
昔は参拝する前にここで禊をしました。現在では、年始に大寒禊(だいかんみそぎ)を行います。※鹿島神宮はホームページより
鳥居を支えにしているように見える(実際には支えてはいない)横に生えて伸びている大きな木はシイノキ。
水を沢山吸い上げて重さに耐えきれずに傾いたのだと考えられている。(そんな事ってある?)
その奥に見えるのは【湧水茶屋一休(ひとやすみ)】
お昼を食べた後なので、寄らなかったけれど、すべての料理は御手洗の湧水を使用しているらしい。
外で焼いている御手洗団子が美味しそうだった。(ここまでお昼を我慢すれば良かったと反省)
側の立札
池には鯉が泳いでいた。水底が見えるほどに透き通っている。
湧き水口
【涼しさや神代のまゝの水の色】松露庵 雪才
この湧水は持ち帰りできるので、水筒などに入れている人もいた。(但しお湯にして飲むようにとの案内板もあった)
御手洗池を最後に、もと来た道を引き返し、再び鹿島神宮駅前に戻ったのは14:30頃。
なので、神宮の参拝、散策にかかった時間は約2時間というところだろうか。
さて次は①の見出し写真に載せた、どうしても撮りたい絶景スポット、水上鳥居【西の一之鳥居】へ・・・
とりあえず道順や交通手段などを聞きに、また観光案内所へと寄る。
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