気がつけば思い出Ⅱ

日々の忙しさの中でフッと気がついた時はもう
そのまま流れていってしまう思い出!
それを一瞬でも残せたらと...。

そろりとろり俳句の道(15)~蜩(ひぐらし)

2023年10月10日 | そろりとろり俳句の道

※写真(雨女雪女さん/写真AC)

俳句生活は通販生活の俳句投稿コーナーで、選者は夏井いつき先生です。

入選句は(天・地/人/佳作)に分かれています。

8月の兼題は【蜩(ひぐらし)】秋(動物)でした。

傍題➜日暮(ひぐらし)・茅蜩(ひぐらし)・かなかな・寒蝉

※俳句歳時記

緑と黒の斑点がある黒褐色の身体に、透明な翅をもつ中型の蝉。晩夏から鳴き出し、明け方や夕刻にカナカナと哀調のある美しい声が遠くまで響く。

🔶森や林から聞こえてくる声には、儚さとともに透明感があり秋にふさわしい。➜蝉は(夏)の季語

例句:【ひぐらしに肩のあたりのさみしき日/草間時彦】

(蜩オス)※ウキペディア

     

妹の句:【今日か命か選べってひぐらし鳴く】(人)入選

私の句:【かなかなと鳴く声を聞く病処かな】(佳作)入選

※写真(Photolibrary)

     

ひぐらしの鳴き声はそこはかとなく涼しげで、耳の保養です。

ここ数年聞いたことがありませんでした。

今年はコロナに罹り床に臥せていた時に、ひぐらしの鳴く声を2度ほど聞きました。

なので、夕暮れ時は忙しくしていて、ふだんは聞き逃していたのかもしれまん。

 

我が家の隣家(南側)の庭に、推定20、30メートルの木(多分、ヒノキ)が2本あります。

ただ、広いお庭(木の許容範囲)ならいいのだけれど、枝はまわりの家に覆いかぶさっていて、

その家はおのずと陽当たりが悪くなっていて、ひんしゅくをかっています。

我が家もその一軒ですが...

ご近所さんにいろいろと言われるので、伐採を業者さんに見積もって貰ったら何百万もするらしく、伐採するあてもないようです。

ひぐらしは庭木のような低木では鳴かないような気がします。

朝や夕に「カナカナカナ~」…森や神社をイメージします。

※写真/Photolibrary

ひぐらしの声が聞けたのは、その木のお陰でしょうか?

ふだん鬱陶しく思っている木に、僅かに感謝するのはひぐらしのお陰かもしれません。

10月の兼題は【後の月】

名月に対して後の月と言われ「十三夜」の別名で、今年は10月27日だそうです。

コメント