※写真(雨女雪女さん/写真AC)
俳句生活は通販生活の俳句投稿コーナーで、選者は夏井いつき先生です。
入選句は(天・地/人/佳作)に分かれています。
8月の兼題は【蜩(ひぐらし)】秋(動物)でした。
傍題➜日暮(ひぐらし)・茅蜩(ひぐらし)・かなかな・寒蝉
※俳句歳時記
緑と黒の斑点がある黒褐色の身体に、透明な翅をもつ中型の蝉。晩夏から鳴き出し、明け方や夕刻にカナカナと哀調のある美しい声が遠くまで響く。
🔶森や林から聞こえてくる声には、儚さとともに透明感があり秋にふさわしい。➜蝉は(夏)の季語
例句:【ひぐらしに肩のあたりのさみしき日/草間時彦】
(蜩オス)※ウキペディア
妹の句:【今日か命か選べってひぐらし鳴く】(人)入選
私の句:【かなかなと鳴く声を聞く病処かな】(佳作)入選
※写真(Photolibrary)
ひぐらしの鳴き声はそこはかとなく涼しげで、耳の保養です。
ここ数年聞いたことがありませんでした。
今年はコロナに罹り床に臥せていた時に、ひぐらしの鳴く声を2度ほど聞きました。
なので、夕暮れ時は忙しくしていて、ふだんは聞き逃していたのかもしれまん。
我が家の隣家(南側)の庭に、推定20、30メートルの木(多分、ヒノキ)が2本あります。
ただ、広いお庭(木の許容範囲)ならいいのだけれど、枝はまわりの家に覆いかぶさっていて、
その家はおのずと陽当たりが悪くなっていて、ひんしゅくをかっています。
我が家もその一軒ですが...
ご近所さんにいろいろと言われるので、伐採を業者さんに見積もって貰ったら何百万もするらしく、伐採するあてもないようです。
ひぐらしは庭木のような低木では鳴かないような気がします。
朝や夕に「カナカナカナ~」…森や神社をイメージします。
※写真/Photolibrary
ひぐらしの声が聞けたのは、その木のお陰でしょうか?
ふだん鬱陶しく思っている木に、僅かに感謝するのはひぐらしのお陰かもしれません。
10月の兼題は【後の月】
名月に対して後の月と言われ「十三夜」の別名で、今年は10月27日だそうです。