記録日記~ステージ4からのがん治療~

父の癌発覚から治療に至る経過を綴っています。
2013年3月よりアービタックスによる治療を行っています。

記録日記

2008年9月。父が癌の診断。 咽頭部癌。stage4。重複癌、リンパ節転移を認める。父を応援する娘の日記。

2008年9月~2009年1月抗がん剤治療。翌2月~4月放射線治療。
一通りの治療が終わりました。

2010年2月に再発、手術入院を経て、現在は2ヶ月に1回の定期通院、服薬と代替医療としてのサプリメント摂取を継続しています。

2011年3月、再発。甲状腺切除手術。

これまでの治療経過とその後の生活を綴っています。

明日から抗ガン剤開始

2008年09月28日 23時21分32秒 | 2 抗がん剤治療1クール目

明日から抗ガン剤治療が開始する。

抗ガン剤投与中はお見舞い禁止という父。
今日が最後のお見舞い。

父のリクエスト食品はこれまでに購入済みなので
今日は、治療開始を意識しての差し入れ。

治療が始まると、食欲も減退するでしょう。
その中でも、食べられそうなもので、かつ、
抗がん作用のあるものを買っていく。

・にんにく
・らっきょう
・バナナ

そして、ネットで調べた、抗がん作用がある食品一覧の表。

 

抗ガン剤治療の副作用にある、
腎臓へのダメージをカバーするため、
治療前日の今日は、多量の水分の点滴を受ける。
利尿作用を促す点滴も。

決まった時間に体重測定。
基本体重64.5kgに対し、
17時の体重、65.5kg
+1kgということで、さらに利尿作用の点滴を追加しに看護師さんが来る。

父曰く、
「もともとの体重は65kgくらい。基本体重というのを基準に今後の経過をみるのであれば、64.5kgというのはちょっと(いつもより)低いのではないか。」
とのこと。

点滴を追加しに来た看護師さんにその辺を尋ねてみる。

看護師さんの話では、
基本体重というのは、入院してからの体重測定と、
今朝の体重測定をすべて加味して、Dr.が決めた数値とのこと。

入院前と入院後の食生活は明らかに違うわけで、
なるほどと納得。
水分多量摂取による増減とは別の話だし、
水分は体重云々を気にせず積極的に摂った方がいい。
そんな話でした。

おそらく、
「利尿剤が必要なくらいなら、水分摂取を控えた方がいいのでは?」とか、
「基本体重が、普段より少ない数値なのに、もっと排尿しなくてはいけないものなのか。このままでいいのではないか?」
といった疑問を感じていたであろう父も納得。

気になることは、聞いてみるものですね。
余計な不安はない方がいい。

その後、早速利尿剤が効いてきてか
1時間のうちにトイレが2回。
いい感じ。

トイレの度に、おしっこの量を記録しなくてはいけないらしい。
父はそれを
「面倒だから、適当に書こうか。」とか、
「測らなくてもl大体わかる。」などど言ってみたりする。

そんな何気なくいう言葉に、安堵を覚える。

癌という事実を受けとめるのに精一杯だった頃は、
そんな言葉、言えなかっただろうから。

その他、
抗ガン剤の治療のタイムスケジュールや、
副作用の詳細の説明資料を見せてもらう。

私からは、来年の1月に予定していた、京都旅行の延期を提案する。
8月頃に、京都旅行の日づけまで決めていたのですが、
父も「その頃はまだ入院中だろう」と納得。
1年先の1月か、もしくは父が退職してるなら、
私の仕事の休みにあわせて、それより先の時期でも、と話す。

それに対し、
今年度いっぱいで仕事を辞めるつもりでいることを改めて父が話す。

先月の、癌とわかる前の、8月には、
68歳まで(あと2年半)働く見通しを持っていた父。
でも予定を早めて、今年度で退職しても、
65歳まで現役だったということは大きい。

なぜなら、
父の周りの同世代の知人や同僚は、
ほとんどがすでに定年退職している。
父は自分自身に言い聞かせるようにそういうけど、
言い聞かせるというレベルではなく、
本当に、事実として、
「働く」という人生を、すでに人以上にまっとうしているよ。
存分にまっとうしているよ。

退職後は、人材センターなどに登録して、
単発的にでも、何か仕事ができればいいと言う。

うんうん。賛成。

 

すでに何度か書きましたが、
抗ガン剤治療中は「お見舞い禁止」と言っていた父。

でも今日のお見舞いで、
新たな差し入れリクエストがでてきた。
と、いうことは!
治療中に病院に行ってもいいということ。
とても、嬉しい。

そんなこんなで、夕食の時間。
差し入れで持っていった、抗がん作用のある食品一覧と、その該当食品たち。
その表を見つめ、にんにく、らっきょうを夕食に食べてくれた。
ありがとう。

いよいよ明日から。
ふぁいと。
そんなメッセージを残して病院を去る。

~とうさん、ふぁいと~

 

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差し入れに飲むヨーグルト

2008年09月28日 01時18分19秒 | 1 癌発覚~治療開始

9月27日

朝。父よりメール。

・前開きのベージュ系のパジャマ
・飲むヨーグルト

のリクエスト。

下咽頭癌。
食事制限などはほとんどありませんが、
口にするものはすべて、癌の部位を通過する。

野菜ジュースはちょっとのどに刺激があるよう。
飲むヨーグルトも「酸味がしみるのでは?」と思ったのですが、
これは飲みやすいようで。

1クール目の抗ガン剤治療中は、
(辛いところを見られたくないから)
お見舞いくるな。と禁止令。
そんなわけで、
お見舞いや差し入れできるのも今日明日でひとまず中断。

少し多めの飲むヨーグルトの他、
ドリンクゼリー、カフェオレ、豆乳などなど、
飽きのこないよう、何種類かお試しで買っていく。

紳士物ではあまり数が多くないベージュ系パジャマも購入。

病院へ。

父は、食堂で野球を見てました。
途中、のどの洗浄?に病室へ。
のどの洗浄は1日3回とのこと。

野球見つつしばしおしゃべり。
「1クール目治療後は、いつ頃お見舞い来てもいい?」
など、あれこれ尋ねつつ。

私が帰る頃、母がお見舞いに来る。
母は明日はこれないとのことで、
今日が最後。
私は先に退席。

夜、弟からTEL。
お見舞いに買っていく差し入れについて。

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