記録日記~ステージ4からのがん治療~

父の癌発覚から治療に至る経過を綴っています。
2013年3月よりアービタックスによる治療を行っています。

記録日記

2008年9月。父が癌の診断。 咽頭部癌。stage4。重複癌、リンパ節転移を認める。父を応援する娘の日記。

2008年9月~2009年1月抗がん剤治療。翌2月~4月放射線治療。
一通りの治療が終わりました。

2010年2月に再発、手術入院を経て、現在は2ヶ月に1回の定期通院、服薬と代替医療としてのサプリメント摂取を継続しています。

2011年3月、再発。甲状腺切除手術。

これまでの治療経過とその後の生活を綴っています。

お見舞いに板。

2008年09月23日 21時49分31秒 | 1 癌発覚~治療開始

今日は朝寝坊…。

午後、ホームセンターへ行き、父からリクエストされていた板を探す。
切りっぱなしのベニヤより、化粧板の板の方が安かった。
背もたれにするって言ってたから、化粧板を購入。
その他、ガムテープや水等を持って病院へ。
母もお見舞いできていた。

板をベッドにセットしてみる。
少しすべるようで、自分の予想と違ってたようだが、「これでいい。」と言う。

明日、滑り止めのゴムを持ってくね。

隣の患者さんが、「座ってもいられなくなるよ。」と父の行動を見て、笑顔で言っていた。
「なに、辛くてそれどころでもなくなるか。」と、
何気なく答える父の言葉に、父の構えを感じる。
何気なく見せる父の言動に、ドキッとする。

「ふぁいと。」口には出さず、心の中で言う。
普段通りに振る舞うことで、父にも普段通りの気分でいてほしい。
でも別にそれは、演技じゃないからね。

明日は全麻での検査。15時手術室。1時間ほど。
母は仕事のため、私が付き添い。
明日も運良く仕事が休み。
こんなタイミングでよかったよね。

母を実家まで送っていく。
着いたときに「どうするの?」と母。
「やることあるし、今日は帰る。」と私。

一人暮らしの経験のない母。
今は実家で一人。
きっと寂しいだろう。

後ろ髪を引かれる思いをしながら、帰途につく。
帰る車の中でも、このことが気になって仕方がなかった。

明日も休みで、時間的には、泊まれなかったわけではない。
でも、休日のいつもの日課をやりたかった。
遊びとかじゃなく、長風呂にいつもの晩ご飯。そんな日常の生活。

でも日課となった今、それができないことがストレスになる。
自分のバランス保つ時間が欲しかった。

今日が、ストレスとか不満とか、そういうのとは違うのだけれど。

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