鳥谷選手がスタメン落ちした件・・・35歳の人間が変わることの難しさ

不振が続き、スタメンを外した方がいいのではないかという論争がもう長く続いていた鳥谷選手。ついに昨日スタメンから外れましたね。

本人が一番苦しんでいたと思うし、その事は監督やコーチもよくよく分かっていたと思います。

超変革というコンセプトの中で、鳥谷に自己変革を迫った金本監督。キャプテンである鳥谷自らが変わらないとチームも変われないというのは道理ではあります。

ただ、今思えば、35歳にもなった大人の人間が変わるというのは並大抵の事ではありませんよね。まだ固まっていない、自己開発も完成していない若い人であれば、変わるのはわりと簡単でも、長い経験の中で培ったものとか、性格とかはそう簡単に変えられるものではないものです。

帰るには相当の努力や思い切りが必要。また強い意志がいる。きっと鳥谷選手は変わろうと努力したけれど、それによって調子を乱してしまった部分があると思うのです。ある意味気の毒です。

が、チームを変えようとするときに、先頭に立つ人間が変わらなくていいとは、誰も言えない。他にチームキャプテンにふさわしい人がいたら、キャプテンを交代することもできたでしょうが、いなかったんですね。

 

サッカーのかつての日本代表の宮本ツネさんとか、現在の長谷部とか、やはりキャプテンシーというのを持ち、プレー的にも優れた人がチームには必要ですね。彼らはムードメーカーというよりは、冷静に全体を見渡せる人というイメージがあります。

 

元々実力的には鳥谷さんはキャプテンにふさわしい生え抜きの選手だとは思うのですが・・・。