趣味で農園をやってらっしゃるお客さんがおりまして、その方は毎年、春先になると堆肥置き場からカブトムシの幼虫を持ってきてくださるんです^^いや、別に頼んだわけではないんですけどね^^あっいや、だからって迷惑ではないんですよ?^^
さて、今年は少し早いんだけど、お店に幼虫が届きました・・・早速、飼育の準備を開始します!この時のために、昨年のうちに購入しておいた幼虫用の飼育マットを倉庫から出してくる^^
これを、衣装ケースにあけて、おいおいっていうぐらい水を注ぐ^^10リットルのマットに対して、どうかなぁ、1リットルは絶対に入れちゃう・・・びちょびちょはもちろんダメですけど、全体的に、握ったら軽く固まる程度がいいと思うんだよなあ^^
今回は、くぬぎを粉砕した茶色いタイプと、それにさらに木炭を加えた黒いタイプと2種類のマットがあったので、それを混ぜて使うことに・・・個人的には茶色いのが好みなんだけど、それがそろわない時は黒いのも購入してるんです!こんなに色合いが違う!黒い方がよりベチョベチョになるので、水加減には注意が必要!!
これらを混ぜ合わせて、こんな感じにしてみる!
いよいよ、幼虫を入れてみる!
あれれ?
大きなビニール袋で堆肥ごと頂いたので、確認してなかったんですが、結構数が多いなぁ、こんなに入ってると思わなかった・・・実は、彼らが最終的に成虫になるには、ある程度のパーソナルスペースが必要なんです・・・この衣装ケースは30センチ×45センチくらいですから、最高で8匹しかかえりません・・・本来なら6匹ぐらいがベストなところです!(若旦那の経験から来るもので、それ以外の根拠はありません!)では、このケースにたとえば、元気なやつを9匹入れたら、どうなると思います?必ず、1匹は上にはじき出されてくるんです・・・こいつを何度、深く埋めてやっても、結果は同じ、必ず表面に追い出されてきて、最終的には干からびて死んじゃうんです。
仕方がないので、さらにマットを追加し、3つ目の衣装ケースをだします!
これが最終形・・・一番右には小さいのを9匹入れましたので、このままでは確実に1匹は死んでしまうと思うので、さらにマットを購入してきて、ケースを増やす必要がありますね、そうすれば、各ケースに余裕が出て、さらに孵りやすくなるはずです!
ちなみに、このままだとすると一番左のケースに置いてある8匹、ほぼ、この位置で蛹室を作り、蛹になって成虫になります、なんでも超音波で人との距離をはかっているとかいないとか^^(若旦那調べ!)まぁ、超音波は見えないからわかりませんけど、何しろ、若旦那は最高でこのケースを1シーズンで10ケース以上使って100匹を超えるカブトムシを孵したこともありますから、結構、正確なデータです^^
元気な幼虫と言うのは、もちろん大きさもそうなんですけど、お尻に張りがなくっちゃいけません!すなわち、こんな感じでプリプリってしてるのが、立派なカブトムシになるんです(もちろん、根拠は若旦那の経験のみ!)こんな感じでね^^
さて、そんなこんなで、後片付けをしているうちに、元気なヤツから順番に潜っていく・・・潜るのが早ければ早いほど、そいつは、力があるし、良いカブトムシになる(若旦那調べ!)
で、あっという間にほとんど見えなくなります・・・元気な奴から左のケースにいれていったので、どうですか?一番右がやはり遅れてますね^^
このまま、穴をたくさんあけた蓋をして、倉庫内にこんな風に放置しておきます・・・数日に一度、霧吹きなどで水分を足してあげれば、幼虫は元気に育ちます・・・水がなくなるのも問題ですが、下の方がベチョベチョになってしまうのは最悪なので、たまに、端っこにでも手を突っ込んでみましょう・・・この水分量の管理がもっとも大事であり、唯一の注意点でもあります・・・しばらくすると、誰が見ても糞だとわかる、長さ1センチくらいの俵をつぶしたような形のものが土の上部にたまってきますので、それらを取り除き、新しい土を足してあげます。飼育ケースなどで飼育する場合は衣装ケースよりも水分の蒸発が早いので、水分の管理はよりこまめに行いましょう!
いつのまにか、ハウトゥーみたいになってきてるな^^
若旦那は4月の半ば頃には、新聞紙の上に一度すべてのケースをひっくり返し、土を荒い網目のザルなどに通します、そうして糞を取り除き、取り除いた分を新しいマットで補い、再び、今回のように幼虫を戻します・・・その後は、もう土をかき混ぜたりすることはせず、水分量にだけ気を付けながら、あまりに糞が多ければ新しい土を足したりもするけど、とにかく、ひたすら孵化を待つのです^^置いてある環境にもよりますが早ければ梅雨前、遅くとも、梅雨あけの頃には、カブトムシが誕生するはずです・・・運が良ければ、ケースのはじっこに蛹室を作るものがいて、蛹の様子を観察することができますし、もっと運が良ければ、白いカブトムシを見ることもできます^^
幼虫飼育に挑戦してみたい方は、立川湯屋敷 梅の湯に来てくだされば幼虫差し上げます^^もちろん、飼育できる環境のケースを持ってきてくださいね^^詳しく、飼育方法もお教えしますので、是非、チャレンジしてみてください^^