兵隊よりも士官になろう

私はリーダーは天性のものではなく、教育によって量産が可能であると考えています。

主導権を握った方が勝つ

2010-09-01 06:22:00 | 世の中の動き
巨大ブーメラン準備完了

【国会】強行採決乱用禁止 ふつーに考えてみよう 2009年11月02日のコラムに使用されていたイラストです。

今日(9月1日)から、民主党党首選挙が開始します。
菅総理大臣と小沢前幹事長が選挙でガチンコ対決した場合、どちらが勝っても負けても、民主党が分裂する事態となる。
選挙後、徹底的に粛清が行なわれ、政治的生命が断たれるからだ。
それが左翼における内ゲバや権力闘争である。

よく、選挙をしている最中に、「正義は我らにあり」といって敗北する連中がいますが、それは違うんだ。
選挙に勝った陣営が、「正義が我らにあり」と主張する権利を得るのだ。
「勝てば官軍、負ければ賊軍」というのが、選挙をはじめとする権力闘争の特徴である。

権力闘争においては、主導権を握った陣営が勝利する。

最年少で自民党幹事長に就任した小沢前幹事長は、常に主導権を握っていたが、今回はどうも違うようだ。

小沢前幹事長は、菅総理大臣と対決を回避するための条件として、参議院議員選挙敗北の責任者である仙石幹事長の辞任を要求してきたが、最終的に仙石幹事長のクビは取れず、昨日行なわれた会談も決別となった。
菅総理大臣が妥協しなかったため、小沢前幹事長は選挙に出ないことで手打ちをするはずが、選挙に出る羽目に追いやられた。
この一点をみても、小沢陣営に主導権があるとは言いがたい。

菅総理は、権力闘争などの短期決戦に強い勝負師であるので、選挙に勝つ。
選挙に勝つために、手段を選ばないからだ。
選挙後にどうなろうが、まずは選挙に勝つことだ。
長年のライバルを一掃することができるか、否か。ガチンコ勝負である。


政界の動向を知りたいのなら、世界初の左翼政権であるフランス革命政府が、どんなことをしたのか、歴史から教訓を見出すのが、よいだろう。
お勧めサイトは、フランス革命大解剖 である。

2010/09/01 橘みゆき 拝



※ このコラムで参照した記事 ※

(引用開始)
会談物別れ…小沢氏が代表選出馬を改めて表明
2010年8月31日17時58分配信 読売新聞

 民主党の小沢一郎前幹事長は31日夕、党本部で記者会見し、代表選(9月1日告示、14日投開票)について、「大勢の皆さんにご推挙いただき、出馬する決意をした」と考えを改めて表明した。
 記者会見に先立ち、小沢氏と菅首相は対決回避に向け、党本部で会談したが物別れに終わった。

(引用終了)

(引用開始)
「密室」「小鳩復権」批判、調整失敗の一因に
2010年8月31日22時5分配信 読売新聞

 民主党代表選を巡る菅首相と小沢一郎前幹事長の調整の失敗には、「密室談合」や「小鳩(小沢氏と鳩山前首相)復権」を批判する党内世論の急速な高まりも影響した。

 「党の路線や理念を訴える最大のチャンスだ。談合、密室で決まっている印象を与えてはならない」

 原口総務相は31日の記者会見で、話し合いによる代表選回避をけん制した。

 党内には、小沢氏による旧新進党の解党を経験したベテラン議員を中心に「密室批判を恐れず候補を一本化すべきだ」との意見も根強かった。
ただ、鳩山氏や輿石東参院議員会長らが調整の前面に出ることには、若手議員らの不満が一挙に高まった。

野党当時の2000年には、小渕首相(当時)が病に倒れた後、自民党の一部幹部によって森内閣発足への流れが作られたとして、「不透明な密室劇」と批判したこともある。
このため、「代表選を回避すれば同様の批判を免れない」との懸念もあった。

(引用終了)

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