ドイツでは、メルケル首相以下閣僚用と軍隊用に、米バクスター社製ワクチンを接種している一方で、一般用にはグラクソ製ワクチンを予定していることから、「お偉いさん用と一般ピープル用はワクチンに差をつけるのかっ!」と国民が怒り出す騒ぎになっています。
バクスター製はアジュバントを(免疫賦活剤)を使用せず、死滅ウイルスの一部分を使用しているのに対し、グラクソ製はアジュバント添加で死滅ウイルスの全体を使っていることから、「VIPは安全なの使って、一般庶民用は二級品を使うのか!」と疑惑を招いています。
首相側は、契約が早かったから・・・と疑惑打消しに躍起ですが、ここでも一騒動のワクチンです。
それにしても、こういう事は秘かに事が運ぶものですが、表に出てきてしまったのは何なのでしょう。
日本の場合、国産の(AERAや木村氏が”水みたい”と表現する)ワクチンか、このグラクソ製(+ノバルティス)かという選択でバクスターという選択肢がありませんから、鳩山さんだけ良い目にということは有り得ないですね。
ソースは10月19日付Spiegel↓
http://www.spiegel.de/international/germany/0,1518,656028,00.html