新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

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再び”地方の時代”

2008-10-10 22:45:35 | 旅で考えた/現地レポート

今日は郷里で実習する学生の巡回指導にて鳥取県へ。

「智頭急行」というちょっとかっこ良い名前の三セク鉄道の「スーパーいなば」と称するかなり速そうな特急列車は名前にたがわず、猛烈な勢いで山あいを駆け抜けて智頭の街へ

ここはスギの産地として名高く、駅前は観光案内書もコインランドリーもかぐわしいスギの香り。

学生がお世話になっている智頭病院に入ってびっくり、ドーンと広いスペースにふんだんに木材が使われ、家具も一見して高品質な木製。こういう所に入所し余生をおくるお年寄は幸せです(ここの場合、スタッフの質も明らかに高いのでさらに)。

ところで、この鳥取県の山あいの施設はデイルームも贅沢なスペース確保されています。新型インフルエンザでは、職場で机と机、職員食堂の席etcは2メートル以上離れるよう配置しましょう・・というのがありました。ここでは、パンデミックになってから、わざわざバタバタとテーブルを動かさなくても、「今すでに2メートル以上」の部分が随所にあり、これは田舎の強みです

日本の一極集中問題が指摘されだして久しいところですが、新型インフルエンザ パンデミックという未曾有の危機を前にして、国民ひとりひとりがよく考え「地方へ!」と意識をもてば(そのためには地方の良さをどんどんマスメディアで報道していただく必要がありますね)パンデミック被害緩和だけじゃない、豊かさを手に入れることが出来るんじゃないかと思います。 危機の”機”の字は機会の機だといわれます。これを機会に地方へ帰ろう!

写真はフロントの地元産スギづくしの贅沢な空間

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