鳥インフルエンザH5N2の猛威が依然出口が見えない米国、不思議なことが起こっています。バイオセキュリティを完璧に対策とった大規模養鶏場が軒並みやられた一方で、零細裏庭農家が無事なことが多いと。
- 今回の鳥インフルエンザ騒動で、零細裏庭農家が比較的無事な一方で、バッチリ裏庭農家対策をとっているはずの大規模養鶏場での発生がとまらないことだ。大規模養鶏場では、他所からの動物と鶏が絶対に接触することが無いようにバイオセキュリティを徹底、従業員は衣服の消毒に靴カバー、シャワーさえ徹底しているというのに。
- この状況は、従来の常識が通用しない。その理由は誰にもわからない。
- ひとつの説として、バイオセキュリティに穴があるのではと。たとえば、池の水を鶏に与えたりシャワーに使ったりする農家がある。しかし池には野鳥が来たりもするので、水を介した感染の可能性も推測しうる。
アイオワ州の産卵鶏の40%がすでにやられてしまい、卵価格の上昇という形ではねかえっています。
従来の常識でやれることは何でも、金に糸目をつけずやってもおさまらない(気温の上昇とともにペースは鈍ってきているけれど、秋になったら再興といわれている)。大自然の復讐なんて言葉が思い浮かぶ状況です。またぞろ陰謀論がにょききょきと出てきそうですね。
ソースはmotherjones
http://www.motherjones.com/tom-philpott/2015/05/ongoing-bird-flu-crisis-stumps-experts
Bird Flu Is Slamming Factory Farms But Sparing Backyard Flocks. Why?
| Wed May 20, 2015 6:00 AM EDT