マダガスカルのペスト騒動。報道ベースの感染者は800例を越し(おそらくもっともっと)制御不能の様相を呈しています。では他国ではどうなのか。
マダガスカルの交通の多いセイシェル。セイシェル政府からのプレスリリースは毎日出ていますが、”任意のある日”のリリースを見てみると・・・
- マダガスカルのペストは依然として制御不能で感染者は805例におよび死亡率9.2%。
- 接触者調査のトレーニング、医療従事者60名と赤十字ボランティアに対して実施。
- セイシェルでは、現在12名が隔離観察中。その最初のインデックスケースは入院継続中。9日目にはいり、感染性はないと思われる。抗生剤治療が終了するまで病院にとめおかれる。残りの11例は無症状、なかには外国人も含まれる。
- 軍病院に入院させられているのが6例。
- ケニアのナイロビから戻ったセイシェル国籍3名は予防薬が与えられ、症状がでなければ帰宅が許されるであろう。
- 13日にマダガスカルを出てレユニオン経由で入ったフランス人は19日まで留め置き。マダガスカルからモーリシャス経由で入ったオーストラリア人2名は7日間、19日まで留め置き。
- 感染者のみつかった小学校では生徒577名、教員63名のアクティブサーベイランス。
- 検査検体は無事フランスに到着し、結果待ち。
- ホットライン開設。141番。
サーベイランス、隔離、外国人も(もちろん)容赦なし。
日本国内でも、もしもいまが選挙舌戦大盛り上がり期間でなかったならば、(結局は入ってこなかった)エボラ騒動ぐらいのことにはなっていたのかもしれません。
http://www.health.gov.sc/index.php/press-releases/
Hotline 141 is active and people can call for information and advice.