新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

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opinion@zav.att.ne.jp(関西福祉大学 勝田吉彰研究室)

大陸横断鉄道でインフル死→検疫騒動

2012-12-31 10:18:34 | インフルエンザ:海外の動き/海外発生

ロッキーの雄大な眺めをみながらカナダの大陸横断鉄道。その車中でインフルエンザ集団感染が発生して1名急死、コンパートメントが検疫されるという騒動。

  • カナダバンクーバー発トロント行大陸横断鉄道2列車(列車番号)。
  • オンタリオ州走行中、インフル様症状発生の報を受けて現地救急隊出動。現場にて乗客の高齢女性1名の死亡確認。
  • 他にも3名の感染。
  • これらの乗客の使用していたコンパートメント2室を検疫。
  • この件で数時間の遅延。

以前にも同様案件が報じられていた記憶がありますが、こういった人里離れた場所を何日も走り続ける超長距離列車では感染症発生もリスクのひとつになります。管理人が思い出すのは、セネガル在勤中に保護した旅行者案件。隣国マリで発熱はじまりつつも、その足でセネガル ダカール行の列車に乗車。その所要時間2泊3日。道中に発熱激しく意識朦朧としつつも、走るは砂漠かサバンナばかり。終点ダカールに着いて命からがら大使館に駆け込み保護、紹介した病院での検査結果、スメアは相当な数字だったと記憶しています。あのあたりはほとんど熱帯熱マラリアですから、あと1泊かかっていたら、おそらくこのカナダの乗客と同じい運命をたどっていたと思われます。

ソースは12月29日付examiner↓
http://www.examiner.com/article/passengers-aboard-canadian-train-show-flu-like-symptoms-one-dies

Passengers aboard Canadian train show flu-like symptoms, one dies

 


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